「もうダメかと思っていたから、涙が出るほどうれしいです」

【雑感】これまでずーっと京都大学で行われていた「大学生研究フォーラム」が始めて東京大学で行われました。今回も盛況。その途中で中心のV先生が、焦った様子で近寄ってきました。「小林さん、この先生を小林さんにつなぎます。あとはよろしく」「え?はい??」
  紹介してもらったのは、関東の高校の先生=Wさんでした。聞けば、プロジェクト学習やワールドカフェなどの様々な手法を取り入れて、もう10年間も様々な授業実践を積み重ねてきたとのこと。しかし、なかなか周囲に理解してくれる人がいなくて、孤軍奮闘だったようです。偶々、今回のフォーラムを知り、「アクティブラーニング」で有名なV先生がいたので「突撃」したということでした。登壇者のV先生はゆっくり話を聞く余裕もなく、私につないでくれたということだったようです。
  そうなれば、あとは簡単。私の役割は、出席者の中から知っている人を次々に紹介することです。たぶん、20〜30人くらいを紹介しました。仲間内で開いた懇親会にもWさんを誘って、更に数人を紹介。そのときにWさんが言ったのが冒頭のひと言でした。
  10年間の孤軍奮闘は辛かったと思います。今回のことがきっかけになり、Wさんのエネルギーが高まればうれしいことです。孤軍奮闘している人が、こういう場に来てくれるといいなあと、つくづく思いました。いきなりたくさんの人たちに名刺交換を強要?しましたが、笑顔で温かく対応してくれたみなさん、ありがとうございました。