セミナーでワンウェイの講義に挑戦しています。

【授業研究】最近の「授業力向上セミナー」でチャレンジしていることがあります。それはワンウェイの講義です。私が研修会講師を務めるようになったのは、40歳のころでした。最初は「カウンセリング」をテーマに知り合いのいる埼玉県内の高校の校内研修会講師として呼ばれました。それがきっかけで県内の高校での研修会や県教育委員会や教育センター主催の研修会講師に次々に呼ばれるようになりました。
 テーマは「カウンセリング」「生徒指導」→「キャリア教育」→「授業改善」でした。当初は、「講義」もやっていたのですが、「(先生たちの)居眠り防止」策のためにワークショップ型を多く取り入れてきました。
 その私が最近、あえてワンウェイに挑戦し始めたのには次のような理由があります。第1には、「授業改善について理論的な理解を広めるべきだ」と感じ始めたからです。単なる「居眠り防止策」や「成績向上」「大学進学実績向上」のためだけではなく、「社会的必要性」や「国家的意義」を踏まえて実践するべきだと感じ始めたからです。
   第2には、「新しい情報提供」や「新しい概念形成を促す」ためには「講義」が必要な部分があります。そのスキルはワンウェイの授業では不可欠ですが、AL型授業でも必要です。私のそのスキルを維持するためです。
そのような理由から、最近、6時間のセミナーの中で20分間の「講義」を入れました。これがみなさんになかなか好評なので、それに気を良くして、その内容を次回から紹介していくことにします。(この項続く)