「ハーバード大学とMITのアクティブラーニング視察報告」

【授業研究】河合塾発行「ガイドライン2013年7・8号」に掲載されている教育ジャーナリスト友野伸一郎氏の報告書を読みました。世界最先端の「アクティブラーニング型授業」を紹介するというこのレポートは、現在の最先端を感じることができるし、今後の日本の課題を知ることにも役立ちそうです。
 特徴は3つ。「ICTの活用」「MOOCs(Massive Open Online Courses)によるオンラインの授業公開」「Flipped Classroom =反転授業」です。具体例としての、ハーバード大学Eric Mazur 教授の「応用物理」では、これらを戦略的・計画的に構成していることがよくわかります。そして、機械や環境だけではなく、すぐれたteaching skill や facilitation skill が必要であるし、これらの質を上げるために指導陣が熱心に取り組んでいることが報告されています。
 最近の私は授業研究のために「授業の質を支える4つの柱」を考えています。「しくみstructure」「しかけdevice」「教え方 how to teach」「支え方 how to facilitate」の4つです。この思いつきともよく合致するレポートでした。記事はオンラインでも読めます。ご参考に。http://www.keinet.ne.jp/gl/13/0708/k_report_1307.pdf