「講義は情報伝達速度が遅いから生徒が寝ちゃうのよ!」

【今週の振り返り】先週(2013/1/27)京都大学で行われた国際シンポジウム「ネットワーク時代の大学教育改善―学びと教えの相互進化を持続させる―」に参加し、エリザベス・バークレー氏の講演を聴きました。その中で刺激的だったのがこの発言です。
  「ワンウェイの授業で生徒が寝るのはなぜ?」「見るだけ、聴くだけ、というのなら、好きなTV番組(ゲーム)を観たり、サッカーゲームを観たりするのも同じ。でも、そんなときに彼らは寝ない」「要するに単位時間あたりの情報量の違い。講義ではそれが少なすぎる。だから生徒は寝ちゃうのよ」私の乏しい英語力に「豊かな?」想像力を付け加えた解釈です。
 でも納得できることがあります。私の授業では15分間で通常の授業の50〜60分の説明内容を終わらせます。しかもパワポで。だから情報伝達速度はとても早い。だから生徒は寝ない。そんな一面は確かにありそうです。昨日、生徒にその話をしたら「わかる」「たしかに」と賛同の声がたくさんあがりました。

※エリザベス・バークレー(Elizabeth F. Barkley)著作:「協同学習の技法―大学教育の手引き」ナカニシヤ出版 (2009/09)