「小さなことから、でいいんですよね」

【今週の振り返り】先週、Eさんとの新しい出会いがありました。私の授業のことを紹介し、語り合い、翌日メールをいただきました。その中の一部です。「小さなことから、でいいんですよね。そのお言葉にもとても勇気付けられました」
 これは私が〜「アクティブラーニング(能動的学習)」型の授業を始める10のコツ〜としてまとめてある要点の1つのことを指しています。「新しい授業」を始めようとして調べると「○○方式」はかなりたくさん出てきます。しかし、これをいきなり実践するのは大変です。1時間分の教材作成に何十時間もかかるかも知れません。そんなに時間をかけて準備をしたら「良い成果」をあげたくなるのが人間です。「失敗した」と感じるとがっくりきます。場合によっては生徒に責任転嫁をしたい気分になります。これは本末転倒。
  そこで私は「10のコツ」の1つとして、「小さなチャレンジから始めましょう」と勧めています。そうすれば「何が何でも成功させなくては」という気分は減ります。「ちょっと試して生徒の反応を見てみよう」くらいが良いのです。Eさんからのメールはこの提案が効果的であることの確認になりました。これからも続くセミナーの講師として、忘れずに伝えていくことにします。メールをいただいEさん、ありがとうございました。(2013/02/03)