「小林さんの方法で研修会をやってみました」

【今週の振り返り2】2年ほど前から「アクティブラーニング実践交流会」を実施しています。その常連のDさんから「試行錯誤してきた授業が形になってきました。高校の研修会に呼ばれ、小林さんがつくった『交流会の方法』でやってきました」とメール。
 嬉しい限りです。この方法も越ヶ谷高校授業研究委員会が編み出した「授業者を傷つけない振り返り会」をヒントに発展させたものです。以下の2つ狙いを持っています。
第1の狙いは体験をしてもらうことです。「新しい授業」を実践するネックの1つは私たちが経験したことがないということです。そのために「生徒役」として授業を受けてもらいます。話し合いや発表などを中心にした授業で自分や周りに何が起きるかを体験してもらいます。
第2の狙いは「体験・振り返り・気づき」という学習・成長のサイクルを体験してもら
うことです。生徒にこの「学習・成長する力」を伝えるためには先生がその力を持っている必要があります。そこで生徒役として授業を体験したのち、これを振り返り全員が何らかの気づきを得て帰ることができるようなしくみをつくりました。
 その形式を標記の「交流会」で試行錯誤しながら作ってきました。「授業振り返り会」と
同様に「誰にでも使えるようにする」ことが私の大きな狙いですから、Dさんがそれをや
って成功したというのがとてもうれしいのです。