反転授業〜教師の役割が変わる1

  箱根駅伝コーチの発言についてのコメントを書く前に、授業に関する海外の動きを紹介します。
アメリカでは「反転授業 Flipped classroom 」という考え方が広がり始めているようです。紹介記事の一部を翻訳し、注解をつけたのが以下です。

  左側が伝統的授業です。生徒たちがいわゆる「教室型」に前を向いていることと、先生が壇上にいることに注目してください。これを 「壇上の賢人 sage on the stage」と呼んでいます。
  右側が「反転授業 Flipped classroom 」です。その意味はこうです。
伝統的授業では、「学校で講義を聴いて(情報を吸収して)、家で練習問題などをやる」だったのを、
この反転授業では「家で講義を聴き(情報を収集して)、学校で問題演習などをやる」というのです。
  右側では、生徒たちがグループの形になっていることと、先生が教団を降りていることに注目してください。これを「生徒に寄り添う導き手 guide on the side」と呼んでいます。要するに、新しい授業で必要なのは、「教師の役割が変わる」ということです。
 役割が変われば、必要なスキルも変わります。その内容については次回に詳述します。

※詳細ははいずれ改めて紹介します。気になる方は、以下の出展をごらんください。
http://www.knewton.com/flipped-classroom/