振り返りと気づきが連鎖していく構造をつくればコンテンツに入らずに支援できる。

【授業研究/振り返り会】Mさんと電話で長話。今考えている「研究授業&振り返り会」のシステム作りについて延々と語ってしまいました。そのやりとりを抜粋します。
Mさん「学校教育にはこれまで色々な外部の専門家が支援したのではないのですか?」
小林「そうだね。不登校・いじめ対策にカウンセラーをいれるなど、様々な専門家が学校に入ってきたと思うよ」
Mさん「小林さんは、それは役立たなかったというのですか?」
小林「そんなことはないよ。ただ学校で最も重要でそのほとんどを占めている本丸に入っていないことが、効果を上げられない原因なんだと思っているよ」
Mさん「『重要でほとんどを占めている』ものって何ですか?」
小林「教科科目の授業だよ。英語・国語・数学などの授業時間だよ」
Mさん「なるほど。そこに入らなかったのはなぜですか?先生たちが嫌がったのですか?」
小林「1つの原因はそれだね。もうひとつは外部の人たちもそこに入るのを遠慮したから。」
Mさん「ああ、それわかるような気がします。私も外部の立場だから先生たちの授業に入っていくのは難しいですね。数学の授業にアドバイスなんかできないです」
小林「そうなんだよ。その結果、様々な学校支援は生徒達が最も多くの時間を費やす『教科科目の授業』はアンタッチャブルになってしまっていたんだよ」
Mさん「小林さんはそこを乗り越えようとしているんですか?」
小林「うん。授業を担当する人達の専門性や人間性を傷つけることなく、外部の人間が持っているビジネス界の役立つ理論やスキルを活用できる、そんな方法を考えているのです」【この項続く】