リーダーシップ論を深める

【授業研究】研修会講師として作成した講義動画を、主催者の了解を得て「一般公開」すると良いことが色々あります。その1つが、似たようなテーマのリクエストには「あの講義動画を基に打合せしましょう。付け加えたいことや、カットしたいことなどをお知らせください」と提案すると、打ち合わせがスムーズだということです。

 今回の研修会講師のテーマは「ミドルリーダー」。つい最近公開した講義動画を担当の方に事前に紹介し、ご意見やリクエストをいただくことにしました。冒頭に「あのままで良いです」とうれしいご提案。いずれ、そういうこともありそうです。同じ講義動画を視聴してもらって、質疑応答にすれば、私の手間は減ります。研修会講師の仕事が「コンテンツビジネス」になる可能性もあるなあ~と思いました。

 しかし、実はこの前公開した「授業改善とミドルリーダー」については、講義動画作後に、アイデアが広がっています。それらを付け加えてリメイクしたいとお願いして了承していただきました。そのアイデアは以下です。
(1)授業改善には「SP理論」、
 ミドルリーダー実践には「権限によらないリーダーシップ理論」を使う。
(2)どちらも「スキル」に立脚していることがメリット。
  誰でも練習すれば向上する。
(3)このリーダーシップ理論を生徒たちにも適用する。
  小林の高校物理授業はその実践の場だった。
(4)これにより先生たちは、教科授業を通して、
  授業者スキルとリーダーシップスキルの両方を磨ける。
(5)ミドルリーダーには権限も報酬も保証も与えられないが、
  この方法で仕事をすることの報酬は「自己成長」。
  ピーター・センゲの「自己マスタリー」にもつながりそう。
  リンダ・グラットンの「無形資産」にもつながる。

 いただいた仕事が新しいアイデアの源泉になり、次の仕事に使えるとともに、
更なる理解を深めることができる。今の私の仕事は「良い仕事」です。
実は他の仕事の依頼の打合せでも同様のことが起きています。
それらにつついては、少しずつお知らせします。