大挑戦を見せてもらいました

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【授業研究】鹿児島修学館中学・高校にはコロナ禍で行けなくなつたので、オンラインで研修会や個別相談や、雑談会を続けています。その合間に北九州の高校の授業も見ていました。

 この学校では年末に初めての研究会講師をオンラインで務めました。質問が多すぎて回答しきれなかったので年初にフォローアップをしたほど熱心な学校です。その学校の1人の先生から「新しい授業にチャレンジするので見て欲しい」とのリクエスト。もちろん大歓迎です。前日には「普段の、これまでの授業」を見せてくれました。昨日(3/10)は私の授業を動画で学んで、「基本パターンⅠ」の授業にチャレンジしてくれました。短めの説明のあとに練習問題を渡して、「話し合っていいよ~」。

 初めてそんなことを言われた生徒たちはどうするのかと興味津々。ところがあっさりと隣の席と話し合い始めます。机の向きを変えてグループ席にする生徒もいます。これが左上の画像。徐々に盛り上がっていって、終了直前には立ちあがって話し合う生徒が続出(右下の画像)。

 短縮授業だったので色々なミスもあったのですが、居眠りしている生徒は1人もいないし、感想も前向きのコメントが続出。直後のオンライン振り返りでは「生徒に助けられました」と先生の気づき。「そうそう、授業は先生が1人で頑張って創るものではなく、生徒たちと協力して創るものなのですよ」と私。

 私はこの先生の貴重な体験に立ち会わせてもらえたことに感謝しています。遠隔地の授業をこんな風にオンラインで、それも4方向から見ることで、現場で見るより深いことまで観察できます。その次の時間には、鹿児島の先生と話をしていました。凄い時代になったものです。