【授業研究】長年お世話になっている三重県桑名市の津田学園の3日間の研修会が終わりました。この学校は、小学校・中学校(6年制)・高校があるので、いつもは泊りがけで行きます。1日に1つの学校を対象にして、朝から夕方まで授業を見てアドバイスしたり、相談に対応したり、全体研修会に対応します。
今回はコロナ禍のためオンライン。最近は対面よりオンラインの方が多くなってしまいましたが、お互いに慣れてきたのでそれほどの違いを感じません。むしろ、今回は先生たちの成長を感じる場面が多くありました。
TAGURUという新しいオンラインツールを若い先生たちは私の意図通りに使い始めました。ここまでくれば私がイチイチ指導しなくても、自分たちで相互に録画した授業動画を見て、質問・回答を積み重ねて腕を上げていくことができそうです。
また、私の理論を意識して授業に取り組み自信を持ち始めた先生もいます。ICT機器の活用も「苦手」と言いながらも、得意な先生の支援を引き出し、生徒たちにも助けてもらいながら前進する姿は逞しいものです。
実を言えば、このオンライン研修会前の私の準備時間はなかなかの時間になります。今回も送ってもらった授業動画は約10コマ分。これらを全部見てアドバイスの準備をし、それぞれの校種から届いているリクエストに対応して講義動画や資料を作成します。ハードな準備ではあるのですが、このことが現場をリアルに理解する契機になります。それはそれでうれしいことなのです。
来月にも予定してあります。さて、対面で実施できるかどうか‥楽しみというか、不安というか‥。