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【日常の記録】水木金と3日間の沖永良部高校での仕事を終えて、土曜日は観光。私はこんなことを滅多にしません。でも今回は行ってよかったと思うことがたくさんありました。

 日本一のガジュマルのある国頭小学校には「汐干す母」と題した立像があります。案内してくれた高校の先生も何をしている像なのか「知らなかった」とのこと。更に校内の別の場所には「岩に桶で水をかけている2人の女性の像」もありますが、これには説明がありません。しかし、私たちには「これか!」とわかりました。

 前々日、食事に行った際にお店のオーナー=年配の女性と、客として来ていたオーナーの長年のお友達と一緒に、島の昔話を聞かせてもらいました。その中で出てきた沖永良部島独特の塩の作り方にまつわる像なのです。3人の女性たちの人生を聞かせてもらう中で出てきた島の歴史‥感動的なお話しでした。そのあとでこれらの像を見るのは楽しいことでした。

 西郷南洲記念館では物知りの館長さんが2時間ほどにわたって「特別講義」をしてくれました。他に1人も見学者が来なかったのもラッキーでした。小説やテレビドラマでは描かれていない、時にはドラマでは間違えて紹介されているという話が続きます。この館長さんの話の凄さは「1つ1つに根拠を示す」ことです。聞きやすくて楽しめました。

 個人的に衝撃だったのは西郷さんの出自。西郷さんは何度も変名を使っているのですが、その1つにご先祖様の苗字を使っていました。実は私も雑誌に投稿した原稿が実名では出しにくい事情があり、ぺンネームで出したことがありました。その時、私もご先祖様の苗字をお借りしました。それが一緒なのです。

 不思議な縁を感じていい気持になった観光でした。計画して案内してくれた先生に感謝感謝です。感染者数が記録更新し続ける中での、久々の3泊4日の出張が終わりました。