うれしいメール

【授業研究】少し前に行った研修会講師は校内研修ではなく、
教育センターで行われました。
こういう場合は「リフレクションカードはあとで送ってください」
とはやりにくいので、
その場で書いて提出していただくように調整をします。
 ところが、偶々提出を忘れて持ち帰った方がいました。
普通はそのままになってしまうのでしょうが、
わざわざメールでリフレクションカードを送ってくれました。
わざわざ送ってくれたことも、そのメールの内容も、
とてもうれしいことだったのでここに書いておきます。[以下引用] 
 
突然のメール、失礼します。
研修後に、リフレクションカードを提出したつもりでいたのですが、
資料を整理していましたら発見しまして・・・
うっかり提出するのを忘れてしまっていました。申し訳ありません。
しかし、どうしても感想をお伝えしたかったので、
メールをさせていただきました。
 
先日は貴重な講義をありがとうございました。
これまで様々な研修を受けてきましたが、
そのたびにアクティブラーニングについては疑問を抱くことが多く、
それなりに偏差値が高い学校以外には活用できないだろう、
現場のことをわかっていないのではないか、
と正直かなりアンチ派でした。
(いわゆる教育困難校に勤務しているので、
 やさぐれている部分もありますが・・・)
 
しかし、小林さんの講義を受け、その意識が変わりました。
初めて、アクティブラーニングの価値・意義を知ることができました。
授業というだけでなく、
キャリア教育に、生涯学習につながるということを
教えてくださったのは小林さんだけでした。
早速、2学期から授業改善をしていこうと思います。
本当にありがとうございました。[引用終了]
 
「これまでに様々な研修を受けてきましたが‥
 疑問を抱く‥現場のことを分っていないのではないか‥」
の部分はとても気になる個所です。
一部の方たちの感想を聞いていると、
研修会を受ければ受けるほど疑問・不安・反発が
高まっているのではないか、
という気がしてしまうくらいです。
 
この方は「意識が変わった」
「キャリア教育、生涯学習につながることがわかった」
「授業改善していこうと思います」
と書いてくれたので前進してくれそうです。
ほっとします。私が役に立ったと感じます。
 
大きなイベントで、映像や音楽の演出があり、
司会進行が派手に盛り上げてくれて、
事後の懇親会で盛大に盛り上がるよりも、
私はこういう風に1人の方から「理解や気持ちが変わった」と
伝えていただくことの方がとてもうれしく感じます。
 
授業改善は人に見せるためにやるものではなく、
派手な打ち上げ花火のように騒ぐのではなく、
毎日の授業をコツコツと丁寧に続けるものなのだと思います。

 

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