「いつも笑顔なのが良かった」

【授業研究】少し前に生徒向けの授業を行い、見学した先生たちのリフレクションカードを読んでいると「小林さんが、いつも笑顔なのが良かった」というコメントがたくさんあります。「授業者を傷つけない振り返り会」の「良い点を考えるワークシート」の仲にも同様の記述がたくさんあります。

 生徒のリフレクションカードにも「先生がとても優しく、小さなことでもほめてくれてやりおすかった」というコメントもあります。

 実は私はあまり意識的に笑顔を作っているわけではなく、物理の授業をやつているといつも自然ににこにこしているようです。高校教師のころは「先生は物理好きですよね。授業中、いつもにこにこしているもの」とよく言われていした。

 逆にずいぶん前の事なのですがある学校で全く笑顔のない若い先生の授業に対して、「意図的に時々ニコリとしましょう」とアドバイスしたことがあります。しばらくしてその学校に再び伺うと管理職も含めて何人もの先生から「あのアドバイスは実に効果的でした。あの先生は授業以外の時間、他の先生たちとの時間にも笑顔を出せるようになりました。私たちもとてもよかったと感じています」と言われたこともあります。

 これらのことを考えると、現在研究中の「授業者スキルの体系化」と「授業者向けのチェックリスト」の中に「笑顔」を入れることが必要だという気がしてきました。考えてみれば、他の業種では「笑顔」「にこやかに」は当たり前のことなのだと思います。学校ではそうではないことは根深い問題なのかもしれません。研修会講師としての体験で色々な気づきがうまれます。

◎拙著のご案内です。

 アマゾンはこちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4866141018

f:id:a2011:20170903224345j:plain

◎小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。

  →http://al-and-al.co.jp