リフレクション―ド

【授業研究】9/23の、セミナーの「アンケート」と「リフレクションカード」が届きました。多くの方が大喜び‥と言っても良い内容なので、安心しました。その中で特にうれしいことが2つあります。

 1つは「授業改善への意欲が高まりました」「難しいけど頑張ります」などこれからの意欲的な取組みをうかがわせるコメントが多くあったことです。私は各種のセミナーやイベントの目的は「その時間を楽しむことではない」と理解しています。現場から離れて体験したことで、益々「現場で悪戦苦闘する意欲が高まること」が大事だと思っているのです。その意味で、とてもうれしいコメントの数々でした。

 2つ目は「このプログラムを継続して欲しい」という声がたくさんあったことです。今回のセミナーに向けてはスタッフの皆さんとかなり綿密な打ち合わせを続けました。その過程で、私が自分自身の実践の構造への理解は深まりましたし、いくつかの理論等との整合性にも気が付きました。その結果が今回の内容を1日に詰め込むことがそもそも無茶というほどの膨大な内容になってしまいました。

 そこを多くの参加者が感じてくれたということがうれしいことです。今回は準備に時間がなく、理論的な裏付けをするための資料確認はあまりできませんでした。これを整理して、いくつかの段階に分けて、継続的にトレーニングできるプログラムにブラッシュアップしたいと強く思います。

 授業改善の動きについては「技(スキル)向上」のためのトレーニング・プログラムが見当たらない事が以前から気になっていました。空手を中心とした武道では、「毎日繰り返す稽古」があります。多くのスポーツでも同様です。カウンセリングでも同様です。繰り返し繰り返す練習によって力をつけていくのは当たり前のことだと私は感じていました。しかし、教師のスキル、授業者のスキルにはこのプロセスが見当たらない気がします。セミナー等では「新しい方法を紹介」することばかりです。まるで「知識伝達一辺倒で続けてきた日本の学校教育・授業そのもの」であるかのようです。

 このことにチャレンジしようと強く思います。参加した皆さん、ありがとうございました。次回の案内をお楽しみに。

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