【授業研究】生徒向け授業を受けた生徒のリフレクションカードに不満の声があったことを昨日(2018/01/04)のブログに書きました。2つのコメントをいただきました。それぞれに考えるきっかけになりました。ありがとうございました。
第1のコメントです。
「研究究授業や公開授業のためにあるクラスだけ残して、
他の生徒を下校させる……学校あるあるですね。
残された生徒には不満がうまれそれが授業への意識にも影響する。
気を付けようと思います」
私が高校生のころにもやっていたということは、50年も前のことです。もしかしたら、150年間やってきたことなのかもしれません。しかし、「あるある‥」で笑って済ませていてはいけない事だと思います。多くの方が、知っているけどスルーとしてしまうことに、私はひっかかってしまうことがしばしばあります。「私の悪い癖(杉下右京)」なのかもしれませんが‥。そのひっかかりを大事にしていくことが科学者の態度だと思っています。
第2のコメントです。
「 このリフレクションシートの文面を公にして報告・意見表明される
小林先生の研究姿勢こそ見習いたいです」
これもうれしいコメントです。実は、余裕があれば生徒の皆さんや先生たちのリフレクションカードを全部テキストに打ち直してお返ししたいのです。そうすれば、みなさんの意見や感想をシェアできるからです。それが、さらに深い気づきを得ることになると思っています。なかなかできないのが、いつも心残りです。
私がこのように考え始めたのは「アンケート」や「振り返りカード」は「誰のモノ?」という疑問からでした。私は書いた人たちのモノだと思っています。それはお返しした方が良いと感じています。だから、物理授業で生徒たちが書いた「確認テスト」も「リフレクションカード」も私は全部返却していました。研修会講師としても、同じことを考えています。
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