「物理を通したカウンセリング」!

【授業研究】少し前に伺った高校のリフレクションカードの質問に回答してお送りしたところ、校長先生からお返事をいただきました。
「本校の中堅の教員が、今年度の研修の感想に、次のように書いていました‥」と。以下はその中堅の先生の文章です。
  「アクティブラーニングの研修の時、印象深かったのは、授業は物理の内容を教えるというよりも、物理を通したカウンセリングであるということである。
『みんなで教え合いながら問題が解けるようになっていく』ということを通して、自分たちが勉強する姿勢が身についていき、そして、チームで仕事をするという、社会に出てから必要とする力を身につけさせることにもつながっていく。それを生徒一人ひとりの授業の様子を見ながらどのように誘導していくかである。…」
  再び校長先生の文書が続きます。「この教員はこのあと、大学進学率以外の指標も必要であること。生徒へのフィードバックが絶対必要であること。授業でやらせること1つ1つの意味を合理的に考え効果をあげ、生徒が社会に出てから困らないようにするため、教員ももっと学ばなければならないと、文章を締めくくっています。
  小林先生のご講演は、このように先生方に深い気づきを与えてくださいました。今後とも、ご指導くださいますようお願い申し上げます。」
  講師冥利に尽きます。ありがたいことです。自分の想いが他の人にそのまま受け止めてもらえることは本当にうれしいことです。しかも、こんなにきらめく文章で表現してもらえることに感動しています。