【授業研究】鳥取市立桜ヶ丘中学校に伺いました。3年生のクラスに師範授業をおこないました(師範授業という名称には抵抗があるのですけどね‥)。10年くらい前に高校教員として中学校のイベントに出かけて授業をやったことはあるのですが、そのころは私の授業は大胆すぎて中学校に受け入れてもらえませんでした。やむなく、ワンウェイに近い形で行いました。そのため、私の普通の物理授業を中学生に実施するのはほとんど初めてでした。
どうなることやらとこちらもヒヤヒヤ。高校生と違って周りに先生たちがいることにとても緊張している様子でした。グループで問題演習を始めてもなかなか盛り上がりません。
動き始めたのは、「残り10分」「残り5分」と声をかけ始めたあたりからでした。真面目な中学生には時間制限という軽いプレッシャーが有効だったようです。身を乗り出して質問する生徒、さっきまであきらめムードだったのに急に質問し始める生徒、ワイワイしながら「確認テスト」。まだ、終わり切れていない生徒が何人かいたので、確認テストでは早めに「質問したり、教えたりして良いですよ。みんなで100点を目指しましょう」と案内。わっと話し合いが始まります。採点はみんな満点。満足そうでした。
終了後に何人かの生徒に声を掛けると「面白かった」「こんなにたくさん話し合える時間があるとよくわかる」等々好評でした。リフレクションカードには「次があったら、もっと質問したい」とのコメントもありました。私もこのクラスに次をやったらどうなるのか、見て見たい気がします。
そのあとは先生たち向けの研修会、夜は懇親会。懇親会ではこのあとの計画についても話が弾みました。今年度はあと2回この中学校に伺います。中学校の授業改善にとどまらず、中学校区の小学校も巻き込んで進めるという校長先生の発想に感動しました。お役に立てるように準備をしていきたいと思います。
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