研修時間の時間制限の壁

【授業研究】神奈川県の高校に伺いました。就職や専門学校に進む生徒も多い学校です。学力の不足している生徒の指導に悩む先生も多いようです。90分間の短時間でした。何とかその中で8分程度の私の授業を編集したVTRも見てもらいましたが、あわただしくなってしまいました。
 感想を見ると「やる気になった」「安心した」などの肯定的な意見もあれば、「うちの生徒にできるのだろうかと不安になった」「私の教科でできるかと心配」などの意見もありました。当然のことだろうと思っています。いただいたリフレクションカードの中にあるような質問や意見を研修会中にいただけたら、もう少し説明もできたと悔やまれます。でも、そうしていたらVTRは入れられなかったかもしれません。
 結局、時間の壁です。90分間の時間も授業を5分ずつ短縮して捻出してくれた貴重な時間でした。今回だけで終わらないで、何回かの計画的・継続的な研修会があれば全く違ってくると思っています。しかし、それは管理職にとっては難しい決断なのだと思います。今まで私が数回の継続的指導を行った学校は数校です。それらはいずれも自律的に授業改善は進んでいます。そうしてほしい気持ちは山々です。
 しかし、単発の講師依頼を断るのもできません。「1回だけでも」と何度も日程調節をやり直して依頼してくださる学校も多いからです。何か良い方法はないかと、考え続ける日々です。