アクションラーニング合宿終了。

【授業研究】合宿が終了しました。その前の1週間は出張続きだったこともあり、くたくたになりました。夕方、戻った私は10時間くらい眠ってしまいました。

実に実り多い合宿でした。授業改善のエッセンスは「対話」だと確信できました。しかし同時に、対話はなかなか実現できないことも理解できました。哲学の歴史を学ぶと、対話から始まったと言っても良い哲学が、対話を危うくする方向に進んでいることが理解できました。現実の構造を考えてみても、日常生活で対話を行うにはリスクが大きすぎることも理解できました。また、そもそも哲学は対話を重視しながらも、「対話のスキル」は生み出していないのではないかということも理解できました。

これらの課題を総括し、「チームとしての行動計画」を考えるためのセッションが最終日の午前中でした。ゴールイメージは「対立のない対話の方法を生み出す」です。そのために、アクションラーニングを軸とした研究が必要です。

原点に当たる、ビジネス界の発展史を調べる、アクションラーニング・コーチを育成し実践を増やす、小中高校生にもできるセッションの方法を開発して実践検証する、教員の組織開発に応用し検証する、そして何より授業改善に応用できるコアスキルであることを理論的にも実践的にも実証していくことです。

どきどきするくらいの大きな計画です。5〜10年かかりそうです。多くの人や組織に協力してもらう必要があります。でも、私がこれまで偶然に任せて実践してきたことや学んできたことが大きなつながりとしてまとまりそうです。日本の授業改善にも貢献できそうです。日本人の文化の発展にも貢献できるのではないかとも思います。この夏、最大の成果です。

参加された皆様、おつかれさまでした。そして、ありがとうございました。