【授業研究】京都の小学校に時々お邪魔しています。昨日は、研究授業を見学させてもらって、その後の研究協議に参加させてもらいました。5年生の理科の授業を見せてもらったのですが、どうにも違和感があります。なんだか子供たちの様子が不自然なのです。
と、言っても私は小学生のことはよくわからないので、授業が終わって見学の先生たちが引き揚げた後も、しばらく廊下からそのクラスの様子を眺めていました。授業が終わって、「帰りの会?」があり、ノートの返却などがあり、子供たちが帰ってしまうまで見ていました。そこまで見ていると、授業中の様子と全然違うことがわかりました。授業をやった理科の専科の先生に話を聞くと、「いつもはもっと発言する子どもたちなんですけど、今日は全然違っていました。多くの先生たちが見学していて緊張していたのでしょうね」との答えです。なるほど、そんなものかな‥と思って校長室に戻ります。
渡り廊下で、さっきのクラスの子どもとばったり出くわしたので質問してみました。「ねぇ、さっきの授業の時はみんなはいつもと違っていたの?」「うん、違っていた」「どんなふうに?」「緊張してた」「そうなんだ。どうして緊張していたの?」「偉い先生が来るって言ってたから」「うん?誰が言っていたの?」「F先生(授業者)が言ってた」「ふーん。偉い先生が来ると緊張するの?」「うん」「なんで?」「だって、恥ずかしいじゃん」と言って走り去ってしまいました。
うーん、小学生は中学生よりもとても敏感なのでしょうか?小学生を理解するのにはもう少し時間がかかりそうです。