公開授業の対話の質を高めるワークシート

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【授業研究】昨日(2021/11/2)の記事に書いたイベントに向けた打合せでは、複数の公開授業を見学した外部からの参加者と授業者との情報交換会をどう進めるのか、が課題でした。

 そこで思い出したのが私が以前から使っている方法です。授業を参観する人には受付で2種類の付箋紙を数枚ずつ貼り付けたA4用紙を挟んだクリップボードを持って行ってもらいます。授業を見学しながら「いいねカード」と「質問カード」を記入してもらいます。「いいねカード」には「見学した授業の良い点」を具体的に書いてもらいます。「質問カード」には気になったこと、引っかかったことに対して「質問を書いてもらう」ことになります。「意見」も質問に変えてもらいます。

 この記入済みの付箋紙を授業後の「情報交換会」に用意したボードや壁に貼った模造紙に貼り付けてもらいます。この模造紙には「いいねカード」を貼る個所と「質問カード」を貼る個所が上下に分けてあります。左から右へは時間軸です。これにより授業参観者の着席が終わったときには、全員の「いいね」と「質問」が貼りだされています。

 これを用いることで授業者は、「批判される可能性が低くなり」、「自己肯定感」を高めることができるとともに、「質問を読み回答すること」を通して自分の授業についてのメタ認知を得ることができ、授業改善につながります。「質問ないですか?」と何回尋ねても続くチンモクの行進も防げます。

 「100人分のクリップボードなんてないよ」という学校は近くの「100円ショップ」で買えば1万円で購入できます。データは以下からダウンロードできます。お試しください。

公開授業等で役立つワークシート - Google ドライブ