63歳になりました。

【授業研究】昨年に続き、沖縄で誕生日を迎えました。昨夜は研修会に伺った高校の先生たちと一緒のビーチパーティーの中で、思いがけず1日早いバースデーケーキをいたたきました。ありがとうございました。
 60歳の還暦(2012年8月)は偶々イベントに参加するために訪れていた京都で迎えました。その時は、まだ定年退職後の進路は決まっていませんでした。その後、2013年4月から河合塾教育研究開発機構研究員に迎えていただき、更に2014年4月から産業能率大学経営学部教授に迎えていただきました。本年(2015年)4月には多くの皆さんの支援を得て「アクティブラーニング入門」を上梓しました。この本がわずか3ヶ月で1万部を超える売れ行きとなり、あちこちから「ベストセラー作家」と揶揄されるようになりました。その少し前に様々な必要性から株式会社AL&AL研究所を設立しましたので、私の肩書きには「取締役社長」も加わりました。
 大学生の時の物理学科学生から、空手家、高校教師と私のアイデンティティーは目まぐるしく変化してきましたが、60歳を超えてからの方が短期間に激しく変化していることになります。私はそれをとても楽しんでいます。私は「過去に何者だったか」を思うことはあまりありません。今の自分の様々な顔を楽しんでいます。そして、「これから何になるのか」「何をやるのか」を楽しみながら探っています。人生を楽しみながらもうしばらく生きていこうと思います。
 具体的な課題は「授業改善研究」です。自分が高校教師時代に実践してきたことをわかりやすく多くの人に伝えて、現場の皆さんの学習と成長につながるヒントを提供していくつもりです。それを通してこの動きを支えるチームづくりを支援したり、指導的立場の人たちを育成したり、それらに伴うスキルやメソッドを開発していきます。あと5〜10年はかかりそうです。とりあえずは70歳を目標に社会に貢献できるように努力していきます。
 こんなに元気な気持ちでいられるのも、多くの皆さんの多大な支援をいただいているからです。改めて感謝申し上げます。これからも、よろしくお願いします。