ワクワクする話

【授業研究】10年ほど前からお世話になっている関西の学校法人の理事長さんに、久しぶりにお会いしました。聞けば、アジア圏の留学生の指導に力を入れているとのこと。そこに、私が提唱しているAL型授業が必要な気がするので手伝ってくれないか、というお話です。そういうことに全く知識のない私には当初雲をつかむような話だったのですが、聞いているうちに、わくわくしてきました。
 実は元々、私たちが実践しているAL型授業のノウハウは欧米の生徒学生にはあまり必要のないことではないかと思っていました。何しろ、彼らは、そもそもじっとしていないし、黙っていない雰囲気だからです。(笑)
 しかし、日本人をはじめとして、シャイな人たちが多い東アジア圏の教育手法としてはとても役立つのではないかと思っていました。儒教仏教の影響大きいのかもしれません。これらの人たちには、その民族の特性を否定したり攻撃したりするのではなく、きちんと受容しつつ、新しい時代に生き抜くスキルとして教えてあげる必要があると感じていました。民族性を変えるのではなく、新しいスキルも使えるようにする、という考え方が大事です。
 そのことに私が本に書いたことが役に立ちそうだと言っていただけたのはうれしいことです。「現地の言葉で翻訳しようか」などの話も出てきました。そうなったら楽しいことです。ちょっと夢が膨らむ楽しい時間を過ごすことができました。