「〇○方式だとキャッチ―でいいんですけどね〜」

【授業研究】ある打合せの中で、私の高校物理のAL型授業をもっと宣伝しようよ、という話になりました。それはうれしいのですが、その中で、「〇〇方式」「△△メソッド」みたいな言い方をすると、いいんですけどね〜という意見が出ます。〇〇、△△には私の名前が入ります。「それはやめたい」。私のこだわりです。
 私は自分の授業や私の方法を、このように呼ばれることに抵抗し続けてきました。AL型授業の1つで充分だと思っているからです。私の名前をつけると、誰かの授業はその方式であるとか、ないとかの話になりがちです。それが、セクト主義につながりかねないと危惧しています。これまでも何人もの人に、同じ話をし続けてきました。拒み続けているうちに、「私がおかしいかな?」と感じる瞬間もあります。
 でも、私はそんなところに名を残すより、日本全体に授業改善の機運が高まることを重視したいのです。どうかみなさん、ご理解くださいませ。