「アメリカに行ってきました」「韓国に行きました」‥

【授業研究】大学の新年度が始まりました。新2年生のキャリア教育のクラスも7月まではそのまま担当します。授業が始まる前の様々なガイダンスが続く中で履修届を考える時間には私が行きます。個人面談と言うほどではないですが、あちこちの雑談に首を突っ込んで話をする時間があります。「2月3月の休みには何をしていたの?」の質問に対する回答はざっとこんなものでした。
「アメリカに行っていました」
「韓国に旅行していました」
「ディズニーでバイトしていました」‥
   海外旅行の話がとても多いのが高校生とは違います。高校生でもたまには海外の話がありましたが、大きく違う点が2つあります。1つは「1人で行った」がほとんど。「友達と行った」が少し。「親と行った」は一例もないことです。もう1つは明確な将来の仕事との関係を意識していることです。「いずれアメリカで仕事するから」「韓国でのイベントプロデュースの現場を見たかったから」「ディズニーでトップ企業の様子を経験したかったから」などの意見が続々です。
   更には「次の話」が飛び交います。夏休みはどこに行くかです。「ドイツに行く」「イギリスに行く」「フランスに行く」という話です。「そのためにバイトをどうやってお金を貯めるか」です。中には「来年の夏のヨーロッパ旅行の為に1年かけてお金を貯める」という話も出てきます。これらの話の中に「費用を親に出してもらう」は1つもないことにも驚きます。
   今の大学生たちの特徴なのでしょうか?本学の学生たちの特徴なのでしょうか?私にとっては驚きの連続です。私も「英語くらい話せなくてはダメなんだな」「海外に時々行かなくては遅れるなあ」と意識させられます。今年はもう12月まで研修会講師の予定がいっぱいですが、来年の2月3月あたりには計画的に休みを取って海外に行こうかという気になります。そのために英語の学習をしようかなあと思ったりしています。そんな折に、英語教育の専門会社の社長さんにお会いするという偶然も起きました。これはチャンスと言うことなのかもしれません。