「役職・権限・カリスマ性」を自在に利用するリーダーシップ

【授業研究】大学の先生たちの集まりの中で、高校におけるAL型授業の広がりについて、報告しました。その原稿を作りながら、改めて全国各地で色々なエピソードがあることに気づきました。様々なAL型授業が開発されているだけではなく、組織的な展開の方法も実に様々です。局所的に見れば、校長から、市教育委員会から、県教委からなどとトップダウンのように見えますが、それぞれの人たちにあってみると、「上から言われたからやるのだ」と言う人はいません。
 それぞれの立場で、みなさんが「自らの使命」であるかのように、「授業改善が必要だ」と熱くおっしゃいます。時代の必要性、現場での必要性をみなさんが強く感じているということなのだと思います。そして、それぞれの方が、今の自分の立場で発信し、人を巻き込もうとしているのだと思います。
 新しいリーダーシップの定義は「役職・権限・カリスマ性に関係のないリーダーシップ」と言っていますが、「役職・権限・カリスマ性」を使うなと言うことではなく、「使えるものは自在に使う」という視点もあるなあと、感じました。