「自分から勉強するようになる」に驚いた。

【授業研究】盛岡でのAL実践セミナーのリフレクションカードが届きました。そのうちのひとつです。
「『生徒が自分から勉強するようになる』に驚いた。私たちが教えすぎということは常々感じていた。しかし、他の学校や他の先生たちが宿題などをたくさん出している中で、やらないのは勇気がいる。教えないほうが、自分で考え、成績が下がることもない(むしろ、上がる)ということを実践して見せなくてはいけないのだろうが、勇気が要りますね」
 これを読んで、「本当に成績が上がるのだろうか?」「センター試験の点数に反映するのだろうか?」と少し不安を感じていた時のことを思い出しました。すでに生徒たちがものすごく勉強していることを目の当たりにしていました。模擬試験の結果も向上しているのを知っていました。でも、本番の具体的な数値を知る瞬間は私も不安でした。
 「勇気がいる」‥その通りだと思います。今、実践している人たちはどんどん増えています。それらの先生たちは、みんな多かれ少なかれ、不安を感じ、勇気を出して、チャレンジしているのだとの思いを新たにしました。
 私の役割は、みなさんの心に勇気が沸き起こる場をつくることだと感じています。それが、入門講座などのセミナーです。私が勇気の火をつけるというより、みんなで体験し、話し合い、気づきの連鎖が生まれる時に、参加者が相互に勇気の火を灯すのだと思っています。うれしいコメントをありがとうございました。