高校物理授業体験がメインとなる入門セミナーA

【入門セミナーA紹介2/5】「アクティブラーニング(能動的学習)型授業」入門セミナーAの構成を紹介します。(1)自己紹介・チェックイン(2)「高校物理体験」(3)授業体験のふり返り(4)アクションプラン作成(5)チェックアウト、以上です。各段階を具体的に説明します。
 (1)自己紹介は当然ですが、私の自己紹介は以下の特徴があります。第1には「講師紹介」をできるだけ簡単にしてもらう。第2は私の経歴等はパワポのスライドには簡単に示し、著書・実績などはレジュメに詳しく示してあります。狙いは何か。とにかく時間を短縮したいからです。冒頭から参加者が「黙って、じっとして、聞いていたら」、アタマの働きが悪くなって眠くなってしまうからです。
 大事なのは「チェックイン」です。数人から10人程度のグループでチェックインをします。一人ずつが語り、誰かが語っているときは他の人は黙って聴く、だけです。語るテーマは何でも良いのですが「今の気持ち」「ここに参加した理由」「終わったときに得ていたいもの」「気になっていること」などのうちから選んでもらうこともあります。ここまでの意図は「安全安心の場をつくる」です。発言練習・傾聴練習でもあります。
 (2)私が普段学校でやっているのとほぼ同じ授業をやります。その構造は「(a)短時間の説明(10〜15分間)」「(b)問題演習(25〜30分間)」「(c)確認テストとふり返り(10〜15分間)」です。尚、時間に余裕があるときにはこの授業にたどり着くまでの経過を紹介したり、最初の時間に使う「コンセンサスゲーム」を体験していただいたり、しています。