私の物理の授業を少しずつ紹介します。越ヶ谷高校では65分授業なので、以下のように3つの段階に分けて授業を行っています。
最初の15分間は「学習内容の説明」です。その日の学習内容を簡単に説明します。時間を短縮するためにパワーポイントとプロジェクターを用います。スライドの内容は全て印刷して生徒に配布しています。そのため、この15分間はほとんど「板書もノートもない」ことになります。このことは生徒に好評です。その内容は別稿で説明します。
次の35分間は「問題演習」です。学習内容に沿った練習問題を3〜4題を出題します。生徒たちには練習問題とその解答解説プリントを配布しています。この時間、生徒たちは教室内にいれば何をしても自由です。おしゃべり、立ち歩きももちろん自由です。生徒たちは質問したり、教えたり、グループで議論したり、他のテーブルに聞きに行ったり、一人で勉強したり‥様々です。目標は次の「確認テスト」で満点をとることです。生徒たちはそれに向かってチームで協力していきます。
最後の15分間は「振り返り」です。「確認テスト」は練習問題の内から2題程度を出します。同じ問題ですが、図を書き、説明を書き、方程式を立て、計算をし、解答を吟味する過程は物理の理解を深めます。その後は、友だち同士で交換して採点します。ほとんど満点です。最後にリフレクションカードを記入して授業は終了です。提出は「確認テスト」と「リフレクションカード」です。