【授業研究】何回か研修会講師として伺った学校にアフターケア?として伺いました。質問に回答するためと、のんびり食事でもしようということにしています。参加者は私以外に3名ですから、ゆったり話すことができました。
普段はあまり話せない理論の周辺的な話や、具体的な授業のスキルのあれこれなど、とても楽しい時間になりました。ありがたい時間でした。
【授業研究】何回か研修会講師として伺った学校にアフターケア?として伺いました。質問に回答するためと、のんびり食事でもしようということにしています。参加者は私以外に3名ですから、ゆったり話すことができました。
普段はあまり話せない理論の周辺的な話や、具体的な授業のスキルのあれこれなど、とても楽しい時間になりました。ありがたい時間でした。
【授業研究】上智大学カウンセリング研究所で私が学んだのは39,40歳のときでした。それから27年が過ぎました。一昨年、25年ぶりの同期会を行って以来、またみんなと会う機会を逸していました。
ちよっと相談したいことができて少し年上のAさんを呼び出して食事をしようと言うことになりました。偶々、少し年下のBさんともfacebookで情報が入ったのでお誘いし、3人で食事をしました。近況報告だけで盛り上がりました。それだけで盛り上がり、相談したいことを話題にすることはできなくなりました。
まあ、それほど急ぎではないので、次回に期待することにします。高校生の時の同窓会と同じような雰囲気でお会いできる仲間がいることはありがたいことです。
◎その時の学びもこの本に生かしています。↓
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◎小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。
【授業研究】ある大学の先生が私の著作をもとに大学授業をつくろうとしていらっしゃいます。かなり読み込んでいただいてていることがよくわかるワークシートの作り方に驚きました。私が高校の担任やキャリア教育のプログラム開発として作成してきたワークシートに関する本が大学授業に役立つのはとてもうれしいことです。
開発で困っていることは「グループワークの対する不安を持っている先生もいる」と聞くと、これも高校現場でやっていた時と全く同じ問題であることにも驚きます。高校の先生たち向けに書いた本が大学にも役立つのはとてもうれしいことです。
◎その本はこちら↓
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【授業研究】新しく校内の教育相談係になる人に何らかの支援をしようかなと考え始めていくうちに、25年くらい前に相談係になった私の時代と今では相談係の位置づけややるべきことも変化しているのだろうと思い始めました。
新しい生徒指導提要がでているようなので、これを注文し、更にネットであちこち資料を探してみました。パラパラと読んでいくと気になることが出てきます。ある資料には相談係の資質としては「カウンセリングのスキルがあって、人格的にも完成しているべき」というニュアンスのことが書いてありました。
「これは無理でしょ‥」と思ってしまいました。カウンセリングの大家ロジャーズですら40代のある時期に落ち込んでお弟子さんにカウンセリングを受けていたと何かで読んだような気がします。「完成された人・完璧な人」しか相談係になりないとしたら、誰もなれない気がします。
もう一つ気になるのは「主体的・対話的で深い学びの実現」を総則で提示しているということは、相談係の意義付けも変わるのではないかと思い始めました。それでなくても昔から相談係やカウンセラーの「抱え込み」はしばしば問題になりました。「主体的‥」のスローガンをもとに考えると、ここは重視すべき問題であるような気がします。また、多くの場合、相談係の先生も授業者です。「新しい授業」を実現する授業者が行う「相談係」という視点も重視したいものです。
皆さんの学校の相談係は何をしていますか?気になることなども教えてください。教育相談に詳しい方からの情報もお待ちしています。
◎教育相談等に関する私の考え方を示した本は以下です。
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【授業研究】ある方から「全く勉強していないのに教育相談係になるので、手ほどきしてください」と依頼されました。ついでに「大学の先生に相談したら、小林さんの『アクティブラーニングを支えるカウンセリング24の基本スキル(小林昭文著/ほんの森出版)』を紹介されました」とうれしいおまけの話もついていました。
さてどうしたものかと思いながら、教育相談について昔書いたものをパラパラとめくっていて、「授業改善」について気が付いたことがあります。
相談室の技法としてはよく知られている方法だと思うのですが、意見が平行線になったときには、「お互いの意見の共通部分を探す」ということをします。例えば、生徒の問題について保護者の意見と教師(相談係)の意見が食い違うことは良くあります。これをそのまま対立させたままに進むと、保護者がモンスター化することもあります。こういう時に両者の共通部分を探します。典型的な進め方は「私たちはA君(生徒)の気持ちを大事にするという点では一致していますよね」「私たちはA君の利益を最大にしたいということでは一致していますよね」などと確認します。
授業改善について思い出したのは「先生は説明しすぎ」という話です。あちこちでこの話は出ます。その時のニュアンスは「B先生は説明しすぎるから駄目なんだよ」です。これは「私は正しくて、あなたは間違えている」という対立を生みます。その結果が「説明しなければわからないだろ」「いえいえ、説明しない方がわかりますよ」という水掛け論になります。
上記の技法を使うと「私たちは生徒の理解を高めようとしている点では一致しているのですよね」と共通部分を確認することから始まります。そうすることで「対立関係」が、同じ問題解決に進む「仲間」になります。こんな視点で相談係をとらえ返すと、相談係の仕事は生徒・保護者・先生たちに「対立の少ない対話のスキル」を教えていくことと言えるのかもしれません。
相談係初心者に向けて本を書けるかもしれない‥という気になってきました。夏休みには某県で教育相談の研修会講師も務めます。そのテーマもこの方向で設定しようかと思いつきました。
◎本文中に登場した本は以下です。
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【授業研究】最近、色々な学校に関わらせていただいていると、学校によってICT環境の差が大きいことを感じます。機器が整備されていると年配の先生たちも徐々に使うようですが、整備されていない学校だと若い人もリテラシーはあまり向上しないようです。これが「先生の卵」にも大きいと感じることがありました。
教員を目指して非常勤講師をしている若い人から、4月から新しい高校に行くと連絡をもらいました。聞けば、新しい学校は生徒全員がタブレットを持っているし、先生たちもICT機器を使った授業をやっているらしいとのこと。「それならまずは機器に習熟しなくていけないですね」とアドバイスとすると「良い学校に巡り合ったと思います」との返事でした。
確かに。この人の前任校ではICT機器はあまり整備してなかったので、先生たちはそれらを用いた授業は全くやっていなかったようです。もし、そういう学校に何年かいれば、ICt機器に習熟する機会がないままに教員としての基礎をつくることになります。そういう先生と、最初から機器が整備されている学校に勤務して周囲の先生たちのそれらを活用した授業を見て育った先生とでは、かなり大きな違いができることになりそうです。
公立学校でも機器の整備には差があります。公立学校の場合はどこに新任で赴任するかが、教員の将来に大きな差ができることになるかもしれません。この問題はあまり聞いたことがないのですが、案外大きな問題なのではないかと気になり始めました。