企業向けICT研修会

【授業研究】たまたま見つけた記事が面白かったので、「企業向け」だつたのですが、参加しました。こういうときに一応「社長」の肩書もあるのは便利です。(笑)

 内容は様々なソフトやシステムを作って、社内情報をいかにうまく共有するかという話です。私が高校教員の時は、校内サーバー内のデータを使う人はほとんどいませんでした。それらを検索していた私は、誰よりも文書作成が速くて、同僚や管理職を驚かせていたものです。

 現在では、それらがクラウドで共有し、検索機能も格段に進歩しているのですね。学校内でこういうシステムを導入すれば、先生たちの仕事がかなり減るのではないかと思います。また、私が継続的に支援する学校の人たちとの情報共有を進めると、直接学校に行かなくてもかなりの支援ができそうです。

 新しいスキルを手に入れていこうとワクワクしてきました。

たくさんの学生が受講

【授業研究】大学の授業が始まり、初回の授業が続きます。昨日は、「実力養成講座」の第1回でした。数学の基礎を固めようとする補習講座です。あまり面白いとは言いにくい内容です。この授業でも学生が「主体的・対話的」に学べるような工夫を続けてきました。その効果があってか、穏やかな雰囲気で授業を進めることができるようになってきました。

 今回の受講者数は120名。定員いっぱいの受講生となりました。ありがたいことです。次の課題は内容をレベルアップすることです。更に「対話の質を高めるしかけ」を取り入れようともくろんでいます。更には、数学を使いながら、論理的な思考力を高めるようにしていこうと思っています。この研究を基に、1年以内に、独自の教科書を作成するつもりでいます。

 この後期授業は楽しみが増えました。

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研究が前進しそう‥

【授業研究】夏休みに逗子市教育委員会で3日間の研修会講師を務めました。その時のにお世話になった、センター所長さんたちと懇親会でした。

 と言っても、ただの飲み会ではなく、2~3の真面目な話をするためでした。1つは「評価」です。「わかりやすく、(子どもや保護者が)納得できて、(先生たちにとって)負担が少ない」評価の方法を作りたいと話し合っていました。そのためには、私の授業の「態度目標」が役に立ちそうだという話をしていました。昨夜は、それについての試案を持ってきていただきました。これは素晴らしいもので、私の思考は一気に数歩進みました。この研究は成功しそうだと感じています。1年半程度はかかると思っていますが、楽しみな研究が進み始めました。

 もう一つは、「担任ができるコミュニケーション教育(小林昭文著/ほんの森出版)」のリメイクです。来年、5月ごろに発行することで準備を始めていますが、ここには小学校でも使えるワークシートを入れることにします。そこで小学校の先生たちに手伝ってもらう必要があります。それをお願いしていたのですが、これにも協力してもらえることになりました。これもうれしいことです。早速、原案を示して実験をしてもらう準備を始めようと思います。ワクワクしてきました。

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名古屋学習会

【授業研究】毎年行っている名古屋の学習会で、少し新しいことにチャレンジしました。私が初対面の大同高校の生徒に50分間の物理授業を行います。それを約80名の先生たちが見学します。

 そののち、生徒たちに先生たちがインタビューします。更にそのあと、生徒を帰して先生たちから質問を受けて解説します。ここで一応、終了。その後、ランチミーティング。朝から昼過ぎまでのイベントでした。

 大同高校の先生たちはもとより、日曜日なのに授業を受けるために登校してくれた生徒の皆さんや、受付・誘導をしてくれた生徒の皆さんに感謝申し上げます。

授業を考え続ける時間

【授業研究】金曜日は群馬県立吉井高校に伺いました。朝から高校にいき、先生たちの授業を見続けました。もう何回もお会いしている校長先生が案内してくれます。一人一人の先生たちの特徴を解説していただき、校長室に戻っては、授業について語ります。

 この時間が実に楽しい時間になりました。「小手先のテクニックに振り回されずに、授業改善の本質は何だろうか?」「授業者がそれを理解しにくく、改善もしにくいのはなぜだろうか?」「どんな支援をすればよいのだろうか?」‥等々を語り合います。私も色々と考えを深めることができました。

 午後は一人の先生の授業を最初から最後まで見て、次の時間に振り返りをします。数名での振り返りなので、私にとっては、最近、温めているスーパーバイズの方法を試す場になりました。これがうまくいいきました。だんだんと形になっていきます。

 放課後は講義。授業の見方について提案。夜は懇親会。1日中、授業について考え続ける時間になりました。吉井高校のみなさま、ありがとうございました。

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NHK Eテレ「ニューベンゼミ予告編」

【授業研究】NHK Eテレ「ニューベンゼミ」に再び出演します。「ニューベンゼミ」のHPに予告も出ています。(私は映っていませんが‥)

 高校生が「主体的・対話的で深い学び」を実現するための方法を、わかりやすく解説しています。私の会社のHP経由でご覧ください。放送日は以下です。

9/25(月)19:25~19:55 Eテレ
9/30(土)10:30~11:00 Eテレ

Eテレ テストの花道に出演します | 小林昭文・授業研究AL&AL

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「次になにをするのかを言ってくれるので‥」(3)

【授業研究】私が少し話したら、グループで「印象に残ったこと」「質問したいこと」を話し合って、質疑応答の時間を持つという形式は好評です。この形式への挑戦と試行錯誤はもう3~4年間になります。その途中でヒヤリとしたことをあげてこの項をひと区切りします。

 そのときは、実践発表する先生がいて、私はファシリテーター兼指導助言者のような立場でした。少し発表してもらって質問をもらう形式で進めることを発表の先生にも了解してもらって進めました。今ほど、私もスキルが高くなかったので、それほど質問が出てくるわけではありません。2度目か3度目に「では質問ください」と促して、少し沈黙がありました。すると発表の方が「はは‥」とひと言。ニヤリとしました。

 いかにも「質問ができない参加者を馬鹿にする」という雰囲気でした。私は参加者の前の方にいて、みなさんの表情が見える状態でしたから、この瞬間に参加者のみなさんが険しい顔つきになったのを見ることになりました。「最悪の瞬間」です。もう誰も質問を考える気なんかありません。「ふざけんなよ!」言わんばかりに露骨に横を向いてしまった人もいました。

 この時の学びは強烈でした。初めて「質問を考えたり、質問をする」形式の研修会に直面すると、誰もが多かれ少なかれ不安になります。「こんな質問をしていいのかな?」「質問したいけど手を上げるのが恥ずかしいな」などです。従って、どうしても「質問ください」と促した後に、ちょっと沈黙の時間がうまれがちです。

 この時に、その沈黙を馬鹿にするような態度を前に立つ人がやったら、アウト、だということです。「沈黙」は「考えている」か「迷っている」時間です。いずれにしても「真剣」なのです。それを馬鹿にする言動は絶対にしてはいけないと思っています。

 でも、「質問が出てこない」こともあります。その時は、どうするか。その対策は改めて別項目で取り上げることにします。(この項終わり)

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