お盆休みのはずが‥

【授業研究】台風の影響で東北7県私立学校研修会に1日早く行くために、大急ぎで大学の前期成績処理を終わらせて移動しました。戻ってきて、8/12からは「お盆休み」のつもりだったのですが、結局、ずーっと机に向かっています。今週末から月末まで、研修会講師が休みなく続いているために、その原稿作成に追われています。

 それぞれの研修会のリクエストの内容が異なるために、原稿を新しく作らなくてはならないものが多いからです。それは大変ではあるのですが、現場のニーズがわかるし、現場のニーズに合わせて考えるのは楽しいことです。

 そもそも、私が授業改善をテーマとして研修会を考え始めたのは、埼玉県立越ケ谷高校の授業研究委員会の活動としてでした。つまり、自分たちのためでした。委員会が主催した研修会の大半は自前で作りました。メンバーで集まって、あーでもないこーでもないと話し合いながら、プログラムを作っていました。その時のことを思い出します。その意味では、楽しいのですが‥少しは休みたいものです。

 私の夏休みは、9月になってから、のようです。もうひと頑張りします。(-_-;)

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次の本は?(2)

【授業研究】昨日書いたように「入門3」は別冊も同時発売のような形で、2冊同時発売にして、理論と実践を立体的にカバーする方向で検討中です。

 その話をした翌日に、ほんの森出版社から「例の本を作りましょう」と連絡が入りました。「例の本」とは「担任ができるコミュニケーション教育―中高校用プログラムとシナリオ例 (小林昭文著/ほんの森ブックレット) 2004/4/1」のことです。13年前に上梓した私の初めての単著なのですが、それほど注目されることもなく、増刷もなく、かなり前から絶版になっています。

 しかし、この本が案外評判が良いのです。研修会講師に出かけた先で「この本をずーっと使っています」とボロボロになった本をみせてもらったことが何度かあります。「この本を買おうとしたのですが、絶版なんですね。残念です」と言われることもしばしばです。

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 そのせいかどうか、最近はアマゾンの中古で、2000円~5000円で販売されています。(定価は800円なのですけどね!) そこで、ほんの森出版社と「いずれリメイクしたいですね」と話してはいたところでした。

 埋もれていた本をまた出せるのはうれしい限りなのですが、問題は時期と内容です。「入門3」も来年度当初に出版しようとしているのですが、ほんの森出版としては5月ごろに出すために、3月には脱稿して欲しいとの期限付きです。更に、こちらもワークシートが中心なので「入門3」とすみわけしなくてはなりません。

 「入門3」は実質2冊同時発売を考えていますから、並行して3冊を書くことになります。これはなかなかの難題かもしれません。うーん‥どうしたものか。お盆休み中と休み明けに、それぞれと打ち合わせをして骨格を決め、すぐにでも書き始めることになりそうです。

 講談社の「図解」シリーズの続編も考えましょうという話もあります。うれしい限りです。後期は大学の授業のコマ数が少なくてほっとしていたのですが、のんびりできるとは言えないようです。(笑)

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次の本は?(1)

【授業研究】「入門2」が終わり、大学も夏休みになり、来年度発行予定の「アクティブラーニング入門3」の準備を始めました。更に「担任ができるコミュニケーション教育(小林昭文著/ほんの森出版)」(=小林の最初の単著・絶版)のリメイクの話も本格的になってきました。

 「入門3」の主なテーマは「授業改善と組織開発」です。長い間、たくさんの人とお会いして感じているのは、「授業改善を始めた人は3年程度で大半がやめてしまう」ということです。その理由は様々ですが、「組織的な取り組みの有無」はとても大きいと思っています。

 私は10年前に授業改善を自主的に取り組み始めましたが、それが6年間続いた理由は、「同時に取り組み始めた仲間」がいたことと、「授業研究委員会が組織的な取組みをリードした」ことにあると思っています。その方法を丁寧にお伝えしたいと思っているのが「入門3」です。

 ただ、書き始めたとたんに問題が生じました。授業研究委員会の活動では多くのワークシートを開発・活用していました。それらを掲載しないと意味がないととらえています。‥‥しかし、「入門」「入門2」のサイズでは小さすぎてとても入れることができません。‥‥困って、出版部のSさんと相談です。

「どうすればいいかなあ?」

「じゃあ、入門3だけA5サイズの本にしましょうか?」

「おお、それなら見開きA4だから、ほぼ実物大で掲載できますね」

「うーん‥でも、シリーズで並べた時のことを考えると美しくないなあ‥」

「確かに」

「じゃあ入門3はこれまで通りのサイズで理論重視として、ワークシートや利用方法などの具体的な実践の解説はA5サイズの別冊でというのはどうですか?」

「へー、なるほど。それはよさそうですね」

「でも、そうなると小林さんは同時に2冊分書くことになりますよ」

「う‥。それ発売日がずれたらまずいよね」

「10日くらいなら許してもらえるかもしれませんが、基本的には同時発売ですよ」

「そうかあ‥」

「数学の本も出すんでしょ?」

「うん、そのつもりだけど‥」

「同時に3冊書くんですか? それすごい過密だと思いますよ」

「うーん‥無茶だよね‥どうしようかなあ?」

「どうしまょうか?持ち帰って考えましょう」

「りょうかい」

‥‥後期はらくちんのつもりだったのに、とんでもないことになるかも‥汗汗‥(-_-;)

 ※この話の翌日に、更に大展開が。続きは明日。お楽しみに。

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25年ぶりの同窓会

【授業研究】私は上智大学カウンセリング研究所の研修講座で学びました。1992年4月に始まった基礎講座、翌年の上級講座と続けて学びました。このときのメンバーと同窓会が行われました。25年ぶりの同窓会です。

 今回は上級講座37名の名簿を基に消息をたどりました。34名までは連絡が付き、今回は仕事の都合などで出席できない十数名を除き、20名が出席となりました。最高齢は80

歳を超え、最年少も50歳というメンバーです。ほぼ全員と連絡が取れたことや20名も出席者が集まったことに発起人としても驚きました。

 集まれば、あっという間に25年前に戻ります。毎回のように授業の後に四谷の街で飲んでいた時と同じ雰囲気です。病気を克服してきた人、子育てに苦労している人、仕事で活躍している人‥うれしい話ばかりでした。

 私にとっては、このカウンセリングの学びは人生を変えるほどの深い学びになりました。これを契機に、また集まったり、連絡を取り合ったりができそうです。みなさん、おつかれさまでした。

この時の学びを中心に書いたのが、「アクティブラーニングを支えるカウンセリング24の基本スキル(小林昭文著/ほんの森出版)」です。

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東北7県私立学校研修会終了

【授業研究】2日間にわたる標記の研修会が終わりました。200人くらいの人がご参加だたのでしょうか?大きな会でした。初日は開会式、基調講演、分科会。分科会では私の授業改善について講義しました。講義と言っても、質問のやり取り。最初から多くの質問があり、資料の説明は半分程度にとどまりましたが、満足していただけたようでした。夜は大半の人たちが宿泊しての懇親会。ホテルのパーティールームでの会合でした。

 私の隣は酒田市長さん。前職は市役所勤務とのこと。酒田市のことをよくご存じで、歴史や文化について色々と教えてもらいました。大変光栄な時間でした。舞妓さんたちの歌と踊りもありました。本場の花笠音頭をライブで、それも2メートルくらいの間近で見ることができました。

 翌日は9時から分科会。学校での実践発表を聞いて「講評」。発表者にとっても、聴いている人にとっても役立つようにするためにしどうすればよいか‥私にとってはなかなか難しい課題でした。メモを取りながら「発表者に対しては具体的なメッセージを、特に長所と改善するともっと良い点を取り上げ、聴いている人に向けてはその実践を書く現場でヒントにして実践するときの留意点を示すと良い」と思いつきました。

 とはいえ、10分あるかないかの時間での即興講義は十分にその目的を果たしたと言いにくいものがありました。次回のこのようなチャンスには活用したいところです。

 多くの出会いがあり、色々なことを考える2日間になりました。スタッフの皆さんには、台風対策のために飛行機の変更、ホテルの手配等々でとてもお世話になりました。お礼申し上げます。

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東北7県私立学校研修会に伺いました

【授業研究】標記の分科会に登壇させていただくために、山形県酒田市に初めて伺いました。台風の心配があったので、予定を変更して前日に入りました。この予定変更ではスタッフの皆さんにホテルの手配など、お手数をおかけしました。

 当日は時々小雨が降るものの、穏やかで涼しい1日となりました。猛暑の関東とは10度以上の違いがあったようです。快適でした。講演は約50名の方のご参加でした。熱心でフランクな質問が続き、楽しく終えることができました。終了後に「何回もアクティブラーニングの研修会を受けてきたけど、モヤモヤし続けていました。今日は初めてスッキリしました」と何人もの方から声をかけてもらいました。

 公立高校で勤務し続けてきた私ですが、動き始めた時の力強さは私立高校の方が大きいと感じることがしばしばです。東北でも私立中学高校の授業改善が進むことを期待します。

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