授業改善の効果測定

【授業研究】GCS(グループ・コンサルティング・サービス)第2期は8校、40名の先生たちの授業改善を支援しています。基本的には実践に重きを置いているのですが、効果を客観的に測定する方法も探索しています。

 この2~3年間、実験的にアンケートを取り、分析の真似事みたいなことをやっているのですが、まだまだプレテストのレベルです。それでも、GCSは全く同じ方法で支援しているので、第1期と第2期を比較することができます。

 今回、第2期の4~7月の測定をしました。第1期では7月は測定していなかったので、12月と比較しました。2つだけのデータ比較でも興味深いことがわかります。経験的に何となく感じていることが、数値で裏付けられる気がします。また、単なるアンケートではなく、「振り返りと気づき」が起きやすい仕組みを狙っていたのですが、それもかなり効果がありました。

 これらのことができるのも、コロナ禍で先生たちのICT機器への抵抗が減ったおかげです。グーグル・フォームによるアンケートと分析は費用も掛からず、かなり簡単に「アンケート作成」「配信・回収」「データ分析」ができます。昔々、手作業で大量のアンケート用紙をひっくり返していた頃とは雲泥の差です。この方法で秋から始まる、新しい支援も分析していこうと思います。