教育長の発言古い!

【授業研究】昔々の話です。ある学校のかなり大きな授業研究会に呼ばれました。私は登壇者として呼ばれていましたが、他にも新しい授業を提唱している大学のF先生もいらしていました。F先生とはそれより少し前に知り合い、考え方の基盤が似ているので意気投合していました。

 イベント終了後に参加者の中の教育長さんとお茶を飲みながら雑談をしました。話題は多方面に及びましたが、良くある話で教育長さんの自慢話です。「すごいですね~」とにこやかに相槌を打ちながら聞いて終わりました。教育長さんが何かの用事で部屋を出て行きました。

 するとニコニコしていたF先生が真顔になって「全く困ったものです。ああいう人がトップにいるから学校教育が変わらないんですよ!」と厳しい批判を始めました。私はそれほど大きな問題だとは思わず聞いていたのですが、聞けばその通りだと頷けます。社交辞令としてにこやかに聴く態度をとりつつも、きちんと理解して必要な批判力を持たなければならないと痛感した場面でした。

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