【授業研究】このブログを書き始めたのは定年退職を間近に控えた、2013年1月1日でした。今日が連続1.826回目(260週6日目,60ヶ月目,5年目)になりました。
コルブの理論に基づく「振り返りと気づき」は才能ではなく、技(スキル)だととらえている私は、この力を発達させる・/維持するために必要なのは、「繰り返し練習することだ」と考えています。
空手の技の訓練の大半は「手足を動かすこと」を伴いますが、「思考の技・認識の技」は「アタマを動かすこと」が必要になります。この場合、アタマを動かすとは「言語活動」のことです。「認識の直接的現実性は言語である(マルクス)」からです。
その言語活動は、「話すより書く」方が圧倒的に緻密です。練習効果も期待できます。更に。その書いた文章が「個人的な日記やメモ」と「他者に見せる発表原稿」では大きな違いがあります。言わずもがなですが、後者の方が厳しいものになり、それだけトレーニング効果は期待できます。
こう考えて始めたのが、このブログです。始めた退職直前は、担任もせず、学年団にも所属していなかったので、授業だけに集中していました。2月になると2年生の授業が週に3回だけ。余裕をもってブログを書いていました。退職後の1年目もそれほど忙しいと感じることもなく、のんびり書いていました。翌年(2014年3月)、産業能率大学の教授に就任し、研修会講師が激増して、慌ただしくなりました。
全国を移動しながらブログを書き続けるのは大変な時期もあります。ホテルで書く時間が無くなり、新幹線や飛行機の中から投稿したこともあります。「書かない日があってもいいさ」と思うこともありましたが、元・空手家としての感覚は、「毎日続ける」ことの大事さから抜けることができませんでした。
空手の強さは、才能ではなく「練習量」です。私が強かった理由は簡単なことでした。人の何倍も練習していた、ただそれだけです。「振り返りと気づき」の力、論理的な思考力と文章力を高めたい私は、「練習量を増やす」「毎日練習し続ける」ただそれだけの方法しか思いつきません。65歳になると、ついでに「老化防止」のための練習でもあると思っています。
ようやく5年です。まだ5年です。次は10年連続を目指してもうひと頑張りします。その時には、70歳になっています。読者の皆様が励みです。どうぞ、これからも、よろしくお願いします。
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