群馬県立前橋西高校に伺いました

【授業研究】標記の高校に伺いました。すでに授業改善に関しては2回の研修会を行ったとのことでした。文部科学省の方と大学教授(教育学)の先生の講義です。現場の先生たちからは「理論的なことはわかったので、次は実践的な講義を聞きたい」とのリクエストが多いので、「以前、県内の別の高校での小林先生の講義を聞いたので、お願いします」との依頼でした。実践的な内容を求められるのはうれしいことです。

 2つの壁がありました。1つは前の2回の研修会との齟齬がないように進めるにはどうするかでした。これは、2回の資料を送ってもらうことで簡単に解決しました。私の説明資料から理論的なことを省けばよいだけでした。ただ、その資料を見てうれしい驚きがありました。「代表的な授業例」の項目では、「学びの共同体」「学びあい」「知識構成型ジグソー法」とともに私の授業も紹介してありました。それもトップで。

 もう一つの壁は研修会の時間が80分間と短時間であることでした。事前学習の余裕もないとのことです。調整した結果、冒頭の説明は動画視聴(8分半)を含めても、10分間程度にして、「あとは質疑応答」にすることでした。そうすれば、「実践的なニーズ」にフィットできると考えたからです。問題は「質問が出るかどうか」でした。いつものように、それなりの仕掛けの導入をして、内心ドキドキしながら質問を待ちます。

 「案ずるより産むが易し」。次々に質問が出ます。それも実に具体的で実践的です。私も楽しく回答できます。結局、5分くらいオーバーしましたが、好評のうちに終了しました。最も印象的な質問は「すぐには大きく変えることができないので、今の形をあまり変えないで、とりあえず始める方法はないですか?」でした。これは大切な質問です。この回答は明日取り上げることにします。

◎以下、「新しい研修会講座」と「拙著」の案内です。

★「入門講座1」2017/11/11(土) 16:00~19:00     東京・恵比寿

  「こくちーず」はこちら→ http://www.kokuchpro.com/event/ALK1111/

★「入門講座1」2017/11/12(日) 13:30~16:30 東京・恵比寿

        「こくちーず」はこちら→ http://www.kokuchpro.com/event/ALK1112/

 ◎「入門2」はこちら→ https://www.amazon.co.jp/dp/4382057477

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