ダウンシフターズ、エイジフリー

【授業研究】自分が60歳に近づくころから、60代70代に関するニュースは気になり始めました。万引きで逮捕されている人が多いとか、「キレる老人」が多いとか、下流老人、老後破産などの言葉も散見されます。
これらの一部は、高度成長期の学校教育の負の遺産のような気がします。それらも見据えた「授業改善」「教育改革」であるべきだと感じています。とはいえ、自分自身も高度成長期の中で育ってきました。その生き方や価値観を変更することはできないようなあと、無駄遣いをするたびに自嘲していました。
 ところが、すでにその解答らしき考え方や生き方、仕事の仕方は出てきているのですね。例えば、ダウンシフト(ダウンシフターズ)とう言葉があります。ウィキでは以下の解説があります。「過度な出世競争や長時間労働、物質主義的、唯物的な生活環境を日常から排し、よりゆとりのあるストレスの少ない生活に切り替える生活態度の劇的な変化を指し、また、そうした生活態度は減速生活と言われる」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%95%E3%83%88
 エイジフリーは定年退職を廃止して、「働きたい人がいつまでも働ける社会をつくろう」とすることで、そのほうが健康寿命も延長できるとか。ただ「エイジフリー原則」は解雇自由と、社会保障は年齢に関わらず(エイジフリー)困っている人に集中すべきという発想があります。良いことのようですが、実現には困難もありそうです。
http://online.sbcr.jp/2016/04/004179.html
 こんなことも考えながら、若い世代、特に子供たちに、今の授業改善・教育改革をどう受け止めて、どう参画していくべきだと伝えるべきかを、考え続けています。