学生とアクションラーニング・セッション

【授業研究】今年度から「ワークプレイスの人間関係」と名称を変更して、アクションラーニング・セッションを繰り返して、リーダーシップ・トレーニングを続けています。今年度の私のクラスは2,3,4年生が混在し、初めはなんとなく落ち着かない雰囲気でした。それに対して、様々な手を打っていきました。そのひとつが、私やSAがセッションに入るということでした。これはかなり効果があり、急速にセッションが落ち着き、質も向上してきました。
 こうなると、私も少し気楽にセッションにメンバーとして参加できます。少し前に入ったセッションでは若い人の生き方と自分の若い時を重ねてしまいました。問題提示をした学生Aさんの悩みは「お金がたまらない」。質問と回答で見えてきたのは経済的にはなかなか明るい希望が見えない業界を目指していること。誰もが「もっと冷静に見つめ直した方が良いのでは?」というニュアンスの質問をします。しかし、Aさんは「私はこの道を行く。絶対あきらめない」と宣言。その意気はチーム全員を圧倒する力強さでした。
 もうすぐ65歳の私には「やめた方がいい」という気持ちも芽生えます。しかし、振り返ってみれば、Aさんと同年代のころの私も、大人から見れば「先の見えない、無謀なチャレンジ」をしていました。他人の信念は「変えられない」し、若者のこのエネルギーは何かを生み出すかもしれないと思いました。色々と考えさせられる時間でした。
 授業を通して学生の生き方に触れ、それを基に色々なことを考えるきっかけを得ることにもなります。私にとっては、この授業はとても価値のある授業です。







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