【授業研究】最近立て続けにアメリカの公立学校(小中高校)の教育現場の「ひどさ」を聞きました。仕事で時々現場に行く人、自分の子供を数年間アメリカで育てていた人、自らもアメリカで教壇に立っていた人たち‥などからです。
それによれば、「ほぼワンウェイ」「厳しい統制指導」「居眠りや口答えに対するペナルティーの強化」「教室移動も整列移動」等々とのこと。「自由を標榜するアメリカでこんなだとは思わなかった」との声も。教師の雇用の不安定さも聞こえてきます。
かなり以前にNCLB法(No Child Left Behind、通称「落ちこぼれゼロ法」)について報道したテレビ番組を観て驚いたことがあるのですが、その状態が益々進行しているということなのかもしれません。
その一方で「主体的・対話的で深い学びの実現」を打ち出した文科省は素晴らしいと思います。この方針で学力も向上し、学び意欲も向上し、学習規律(生活規律)なども向上する授業改善を達成できるかどうかが大きな課題です。それができないと日本もアメリカのようになる可能性は大です。ここからは授業者の腕の見せ所、です。頑張りましょう!