雑事と打ち合わせ

【授業研究】大学授業も研修会講師も、移動もない日は久しぶりでした。のんびり起きて大学に行き、残っていた雑用を終わらせてから、お世話になっている出版社の方と打ち合わせ。大学のある自由が丘まで来てくださるので、「自由が丘らしい喫茶店で打ち合わせをしたい」とお店を紹介してもらい、おしゃれな喫茶店で話し込みました。
 いきなり出版という話ではなく、授業改善に関する雑談という感じなのですが、頭の中を少し整理することができました。一部では「アクティブラーニングで本が売れるのはあと1年程度」と言われているらしいと聞いて、意外な感じがしました。私は学習指導要領も入試改革もこれから実行段階に入るのだから、これから益々、だと思っているのですが…さてさて、どうなることやら。
 これはアクティブラーニングに関する本の内容があまり発展していないということもあるのかもしれません。ここまでは大半の本が理論書です。実践的といっても、これから始める人たちのための「きっかけづくり」になるような本が大半であるような気がします。次に必要なのは、もっと具体的な実践事例や成功失敗事例、あるいは具体的なスキルアップを図ることができる本などが必要なのだと思います。
 私はこの2年間、年間100回を超える研修会講師を務めてきましたが、そろそろ体力の限界です。このまま続けていたらどこかでダウンしそうです。来年は少し方向転換をして、実践的研究と実践者向けの発信を中心にしようと考えています。そのために具体的にはどんな活動をするのか…喫茶店で語りながら、少しずつ考えが進んできています。