中学校でAL型授業の組織的取り組みに成功!

【授業研究】昨年から関わっている京都府の相楽東部広域連合立和束中学校に於いて、2年間の研究の成果発表が行われました。この内容がすごい。私の物理授業をモデルとして入るものの、「説明→演習→振り返り」の構造にすること、態度目標を入れること、板書・ノートを少なくすること、などの要素を統一しつつも、各授業者の創意工夫は自由に認めるという方法で行われました。しかも、全教科で実施です。
 その結果は生徒のほぼ全員が「この授業がいい!」と評価し、先生たちの実感としては明らかに内容の定着も向上しているとのことでした。一部の学力評価では裏付けられているようです。私も何回か授業を見学しましたが、私の高校物理よりも活性化しているといっても良いほどの授業もあるくらいです。
 中学校でのこのような実践は珍しいらしく、当日は遠方からの参加者も多くありました。全体で100名を超える外部参加者があるのは、異例のことだと皆さんがおっしゃいます。校長先生は先生たちに向けて「この学校でこの取り組みに参加したことを誇りに思ってほしい、転勤した学校でも胸を張って授業を続けてほしい」とお話をされました。この自信、すごいものがあります。中学校に於けるAL型授業先進事例として、いずれ日本中に注目されるかもしれません。楽しみです。
※この取り組みは「教職研修2015年11月号(教育開発研究所)」に「アクティブ・ラーニング先進事例 京都府相楽東部広域連合立和束中学校 尾野 和広」として紹介されています。ご参考に。http://www.kyoto-be.ne.jp/watuka-jhs/