【授業研究】東北某県の研修会では、最初に3年生の物理授業を私が担当し、全員の先生たちが見学してくれました。当日は他の全校生徒は午前中で下校させるという対応をしてくれていました。
いつものことですが、説明15分の後、問題演習の時の醍醐味は生徒たちか「立ち歩き」をすることです。とはいえ、生徒たちのその時の状態によっては誰もたち歩きをしないこともあります。「今日はどうなるかなあ‥」と期待していました。
すると、女子だけ4人のグループが「誰もわからないね」「ほかのグループに聴きに行こうか」と話し始めました。立ち歩いてくれそうだと期待して、そのグループを見ていると、
ピュー!。
なんと生徒はキャスター付きの椅子に腰かけたまま、隣のテーブルに移動しました。「私も」となりの女子生徒も後を追うようにピュー。残った2人の女子生徒もピュー、ビュー。鮮やかな高速移動でした。気が付けば女子のグループには誰もいません。これをみた他のグループの生徒たちも動き始めます。
いつの間にか、生徒たちはあちこちで立ち歩いて(座り歩いて?)、話し合いが活性化しています。周りで見ていた先生たちもその様子にびっくり。もちろん確認テストは全員満点。今回も楽しい物理授業体験となりました。
AL型授業のための教室が様々にデザインされていますが、「立ち歩き」のための椅子なんてものもデザインすると売れそうです(笑)