「小林君、私もそう思うよ」

【雑感】「還暦になると同窓会は参加者が増えるよ」と何人かの知り合いから聞いたことがあります。それを実感しました。大学空手部の同期会をしたところ、海外にいる1人を除いて全員が出席。「こんなに揃ったのはいつだ??」…みんなの記憶をたどってみると、どうやら前回このメンバーが揃ったのは20年以上前のことのようでした。
 全員が「第2の人生」を歩き始めていました。大学1年生の時に出会ってから約40年もたっています。互いの人生を語り、聞き、穏やかな時間を過ごすことができました。みんなが元気でいて、揃って語り合えるだけで、こんなにうれしいのだと感じました。これだけでも、大きな元気を得た気持ちでした。
 帰りの電車で一緒だったGさんは、小学校の教員を定年退職していました。私が今やっていることや、授業改善に関しての考えを少し話しました。同期とは言え、40年間の成長と変化があります。こんな話に踏み込むと、価値観や教育観の違いが気まずい雰囲気になりはしないかと、少々不安でした。でも、彼女の返事は、「小林君、私もそう思うよ」でした。益々、頑張ろうという気になった瞬間でした。