「アクションラーニング(質問会議)」は学習者(生徒・学生)にも有効

【授業研究】日向野幹也さんが昨日の私のコメントに関連してblogに記事を書いてくれています。「AL発AL行き、リーダーシップ経由」http://www.mhigano.com/blog/2013/09/alal-b138.html
 ここの要点は2つです。1つは「アクションラーニング(質問会議)」は「アクティブラーニング(能動的学習)型授業」に役立つ。特に、小林の観点とは別に学習者にとっても「アクションラーニング(質問会議)」で資質を開発しておくと「アクティブラーニング(能動的学習)型授業」が効果的に進む、ということです。これは同感です。私も高校生に対して訓練をすれば、より効果が高まっただろうと思っています。訓練をしなくても、私の質問の仕方が生徒達の話し合いのモデルになっていたり、授業中の態度目標(ルール)が学校生活に浸透していたり、という効果がありました。
 もうひとつは、日向野さんがリーダーシップを新しい定義で捉えた上で、「学習者がリーダーシップを発揮すれば、(どの授業でも、先生が誰でも)、アクティブラーニングが進むはずだ」と言うことです。これも同感です。私の授業を受けて大学物理科に進んだ卒業生が、ワンウェイでつまらない授業だったので、「高校の時と同じように仲間を集めて勉強会を開き、時には先生の所に押しかけて勉強をしました」と言っていたのを思い出しました。
 日向野さんが著書「大学教育アントレプレナーシップ―新時代のリーダーシップの涵養」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4779507758/higanosite-22 で取り上げている「役職・権限やカリスマ性に関係のないリーダーシップ」に感銘しています。特に、「人を巻き込むことはリーダーシップの発揮」という捉え方と、「カリスマ性の無関係」ということは、「誰でも練習すれば身につけられるのがリーダーシップ」という捉え方は素晴らしいと思います。
 それらを包含した題名、「AL発AL行き、リーダーシップ経由」は絶妙!