都立一橋高校(定)に伺いました

【授業研究】都教育委員会の授業改善の研究指定を受けて取り組んでいる学校です。積極的に取り組んでいらっしゃるようですが、色々な課題にも直面しているとのこと。90分の短時間でしたが、色々な質問をいただき、回答することができました。

 時間がなくて質問できない人が残ってしまったので、終了後に「時間に余裕があるから、しばらくここに残ります。質問のある方どうぞ」と呼びかけると、10人程度の方が残ってくれました。結局、1時間半くらいの質疑応答を続けていました。楽しい時間でした。

 「小林さん、なんでそんなに元気なんですか?」「元気の源は何ですか?」と質問されました。その場では「みなさんが出してくれる問題を考えるのが好きなんです」と答えました。帰り道に、気づきました。「私は現場の代弁者であるべきだ」し、それが私の元気の源であることに気づきました。

 「質問は気づきを促進する」‥改めて、その効果を感じることができました。

◎小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。

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新年度大学授業予定確定

【授業研究】来年度の大学授業の時間割や教授会日程が決まりました。「私は朝早いのは得意です」とアピールしていたせいか、新年度は1,2時間目に授業が集中しました。毎日、規則正しい生活ができそうです。

 4月以降の研修会講師の依頼をいただていた何人かの方には、「時間割が決まっていないので‥」と保留してもらっていました。これで、本格的な日程調節ができます。連絡をするべき人には連絡したつもりなのですが、忘れている方もあるかもしれません。4月以降の日程調整をお待ちの方は、ご連絡ください。

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昔の同僚に会いました

【授業研究】越ヶ谷高校時代の同僚、当時の新任の先生に久しぶりにお会いしました。仕事上の情報交換が必要になって呼んでくれたものです。私が定年退職してから、もう5年もたっているのですが、こうやってお会いできるのはうれしいものです。

 もちろん彼ももう転勤して、その学校で中心的な仕事に関わっているようです。昔話や現在の話に花が咲きます。お互いに忙しくて、今回はあまり時間が取れず、お酒も飲めませんでした。「次回は、他の仲間も呼んで飲みましょう」と言って別れました。次回が楽しみです。

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年代別セミナー?

【授業研究】名古屋で年に3回のペースで行っている学習会があります。河合塾コスモ名古屋に協力していただいて会場提供などもしてもらっています。おかげさまで、もう、3年続いていますが、毎回、80~90名の参加です。

 「来年度はどうしましょう?」と問われたので、思い付きで「年代別はどうですか? R40とかU40なんて面白いのでは?」と答えたところ、「それは役立つかも」と返事をいただき、現在検討中です。

 現在のところ、私の案は以下の3つです。

1 管理職・リーダー向け(年齢制限はしないつもりだけど、実質R50かな?)

        すでに授業から離れて久しい管理職の先生たちは「新しい授業」を

   自分ではやっていないのに、部下にやらせる立場です。

        ここに悩む方もいますが、「実践する力」と「観察・理解する力」は別。

  「名選手必ずしも名監督ならず」の例もあります。

  こんな観点でリードする理論やスキルを伝える。

2 ベテラン教員向け(特にこの動きに抵抗・反発を感じる人。R40にしたい)

  これまで積み上げた授業スキルを否定されていると感じている人に、

  「そうではない」ことを伝え、そのままでも「新しい学び」は実現できる

  と伝えたいことが主眼。「その違和感・抵抗」の価値にも触れたい。

  定年退職間際に授業改善することの生き方につながる価値と効果についても、

  触れたいところです。

3 若手向け(これはU40。U30でも良いけど、そうすると対象が少なすぎ?)

          管理職は「若手はグループワークなどに積極的で良い」と言うものの、

   基礎スキルには不安を感じます。なぜそうするのかの、背景理解も曖昧。

   進度低下、成績下降の問題も出ています。

   10年20年30年後の中核メンバーに必要なことを伝えたいところです。

 確定したら、このブログでも案内します。

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起業家教育でも取り上げていただきました

【授業研究】自分の名前で検索をかけていて気付いたうれしいこと第2弾です。大阪商業大学総合交流センターのサイト内に「起業教育研究会~起業教育研究会が発信する、高等学校向け教育支援サイト」というものがあります。その構造は大きく3つの柱です。

・起業教育研究会について

・講演会レポート

・授業の充実と学びの実践

 この最後の「授業の充実と学びの実践」は更に以下のように分類されています。

 →起業教育研究会報告書

 →授業の事例紹介

 →推薦図書

 →起業教育ワークブック

 →起業教育の出張講義

 →ビジネスアイデア甲子園

 →リンク集

この「推薦図書」の中に私の本が紹介されていました!

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 前後を見ると「教育」も「アクティブラーニング」も関係なさそうなリストアップです。そんな中で「起業家教育」としても役立つととらえていただいたのでしょうか?ありがたいことです。紹介文の中の一部を紹介します。

 

特に第5章「アクティブラーニング型高校物理の実際」では、授業の際、生徒を教室に迎え入れるところからアクティブ・ラーニング型授業の仕掛けが始まっており、目標の設定、プリント配布の仕方、授業展開、グループワークについて等、実践的な方法が具体的に紹介されている。アクティブ・ラーニングとはどのように授業を展開したらいいのかと思っている教員でも、本書を読んで著者の手法の模倣から始めても、十分効果を出せるのではないかと思えるほどの具体性のあるハウツー本である。まずはこの1冊をアクティブ・ラーニングのスタートとしてもいいだろう。もちろん展開例は物理の授業だが、紹介例はどの教科・科目でも応用できる。

 しかし授業というものは教員によって個性があり、また自校の学校環境、生徒集団の質によっても効果を得るためにはそれなりの工夫が必要である。著者の手法を参考にしながら、教員個々のオリジナルのアクティブ・ラーニングを深めていくことが重要である。それは著者も「実際にどうするかを考えるのはその教員の役目」と述べているように、教員自らの体験に基づく授業改善に取り組んでいくことが今後求められる。本書は生徒のために授業を工夫しようという意欲的な教員にとって、その授業改善を始めるきっかけになる一冊である。

 ※引用先は以下です↓

http://ouc.daishodai.ac.jp/entre/practice/book/48.html

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うれしいブログ

【授業研究】たまに疲れているときにインターネットで自分の名前を検索して遊んでいます。(笑) その中でとてもうれしい記事を見つけました。

  ブログは二層構造になっています。まずは。

あべたか研究室~阿部隆幸(上越教育大学教職大学院准教授)の部屋へようこそ!

 では、拙著「アクティブラーニングを支えるカウンセリング24の基本スキル」を取り上げてくれていました。以下のようなコメントです。

> この本いいです。本当にいいです。

> アクティブラーニングを進めるにあたって教師が何をするべきか、授業を中心に書か> れています。「うんうん、その通り!」ということばかりでした。

> わたしの詳細な感想は下の「阿部隆幸(あべたか)のバインダーで詳細を見る」

> をクリックしてください。わたしの興奮状態がわかると思います(笑)。

 とあるので、そちらへ進むと‥熱いコメントが並んでいました。

> 『学び合い』等々の、学習者中心の活動的な授業を進めていったり、

> 紹介したりしていくと必ず質問されることの一つが

> 「先生は何をしているのですか?」です。

> (中略)本書は、わたしが答えたい答え、

> または過去に答えたであろう答えのほぼ全てが入っています。

> かつ、わたしも同じように考えている……ということばかりです。
> (まるで、わたしが書いたみたいですが、

> わたしには、小林先生ほどの実体験とスキルと専門的知識はないので、

> なるほどわたしが思っていたことはそういうことだったのね、

> と理論を後付けしてもらっている感じです)

> この本を手にしたことで、より明確に今後、教師の振るまい、

> 立ち位置、事前準備、考え方についての質問があったときに

> しっかりと答えられそうな気がします。

 特に以下のコメントがうれしいところです。

> アクティブラーニングって、基本、学級内で授業で行うことなので、

> 「集団的な学び」であり「教科教育」的ですよね。

> しかし、カウンセリングって、「一対一」で行うことが基本と思われており、

> 「生徒指導」「生活指導」的です。

> そこが、新学習指導要領で強調されている、

> 「キャリア形成」「汎用的能力の育成」という言葉で、

> しっかりとタッグを組んだということになるのです。
> ぜひ、オススメです。
> そして、今後、小林先生の本を続けて、

> 何冊か手に取ってみたいと思いました。

※以下が引用先です。

あべたか研究室~阿部隆幸(上越教育大学教職大学院准教授)の部屋へようこそ!

http://abetaka.jp/id/20179/2017090324.html
阿部隆幸(あべたか)のバインダー

http://mediamarker.net/u/iabetaka/?asin=4866141018

※「アクティブラーニングを支えるカウンセリング24の基本スキル」はこちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4866141018

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◎小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。

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PDCAとコルブ

【授業研究】昨日今日と続けて同じようなことを考えています。それはPDCAの奇妙さです。私は何かを始める時に「P:プランを立てる」から始めることができません。まずは、「少しやってみないとわからない」と考えているからです。

 昨日書いた学校改善のプランも「チマチマ始める」というプランとは言いにくいところから始めました。でも、一緒に始めて、色々な状況や意見を聞きながら約1年間やってきて、ようやく「プランを立てる」ことができそうだと感じています。それは「具体的な体験」がようやくできたからです。それを「振り返る:省察的観察」をすることによって、次の計画を立てることができそうな段階にいるということです。この説明は「コルブの経験学習モデル」に基づいています。

 しばしば、「PDCAサイクルとコルブの経験学習モデルは同じ」と聞きます。私はその説明になんとなく違和感を持ち続けていたのですが、ようやく少しわかってきた気がします。以下の本は、このことを強烈なタッチで述べています。ご参考に。

https://www.amazon.co.jp/dp/4904336976

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