【授業研究】先日、出かけた、
京都府相楽東部教育委員会内の小中学校の先生たちから、
スプレッドシート上で感想・質問等をいただいています。
その中で、標記のコメントは最近の私の認識と一致していて、
うれしいものでした。
第1は「具体的」ということ。
「もっと子ども気持ちに寄り添うことが必要です」
「先生の温かさをもっと伝えるべきですね」
などの〈アドバイス〉は曖昧で、すぐに役立てることは困難です。
私は空手指導者の時から、
その人の「技がすぐに良くなる
〈具体的なアドバイス〉をしよう」と意識していました。
第2は最近私が意識できるようになってきたことです。
「子どもが中心」という言い方が広まってきたので、
「子どもに任せる」「子どもにあれこれ言わない」
という理解が広まっている気がします。
私の目には、それらはしばしば「放任」に見えます。
放任の後に来るのは、長い間にイライラをため込み、
ダムが決壊するかのように「お説教」がつきものです。
私が教えているのは、
「始業前に入室」「笑顔で子どもと接する」から始まり、
「ワークの目的・目標・手順を伝える」
「時間を明示し、途中経過もやんわり伝える」
「コンテンツよりプロセスに質問で介入する」などを
アドバイスします。
コンテンツには介入しないので、
子どもたちは「自分でやっている」と感じます。
しかし、先生たちは「安全安心の場を確保」し、
「学習が進むように〈プロセスを調整〉」しています。
この区別ができないと、
「主体的・対話的で深い学びの実現」は、
程遠い気がします。
★小林昭文(無料)メルマガ登録はこちらhttps://home.tsuku2.jp/merumaga_register_nologin.php?scd=&mlscd=0000101434
★HPはこちら
https://tsuku2.jp/akifumi_kobayashi
★新しいゼミのご案内はこちら。
小林昭文 教師スキル研究所 | みんなのオンライン職員室
★小林にメールでお問い合わせの際は以下をお使いください。
akikb2★hotmail.com (★を@に替えてください)