子ども中心は‥教師のコントロール

【授業研究】先日、出かけた、
京都府相楽東部教育委員会内の小中学校の先生たちから、
スプレッドシート上で感想・質問等をいただいています。
その中で、標記のコメントは最近の私の認識と一致していて、
うれしいものでした。

第1は「具体的」ということ。
「もっと子ども気持ちに寄り添うことが必要です」
「先生の温かさをもっと伝えるべきですね」
などの〈アドバイス〉は曖昧で、すぐに役立てることは困難です。
私は空手指導者の時から、
その人の「技がすぐに良くなる
〈具体的なアドバイス〉をしよう」と意識していました。

第2は最近私が意識できるようになってきたことです。
「子どもが中心」という言い方が広まってきたので、
「子どもに任せる」「子どもにあれこれ言わない」
という理解が広まっている気がします。
私の目には、それらはしばしば「放任」に見えます。
放任の後に来るのは、長い間にイライラをため込み、
ダムが決壊するかのように「お説教」がつきものです。

私が教えているのは、
「始業前に入室」「笑顔で子どもと接する」から始まり、
「ワークの目的・目標・手順を伝える」
「時間を明示し、途中経過もやんわり伝える」
「コンテンツよりプロセスに質問で介入する」などを
アドバイスします。

コンテンツには介入しないので、
子どもたちは「自分でやっている」と感じます。
しかし、先生たちは「安全安心の場を確保」し、
「学習が進むように〈プロセスを調整〉」しています。

この区別ができないと、
「主体的・対話的で深い学びの実現」は、
程遠い気がします。

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