やめられない小説でリフレッシュ

【授業研究】「高校事変Ⅴ(松岡圭祐著/角川文庫)」を鹿児島に向かう飛行機の中で読み終えました。このシリーズのⅠにあたる「高校事変」が出版されたのは2019年5月なので半年で5冊が出たことになります。しかも、今回のⅤはⅠで起きていたいささか不可解な箇所についての種明かしが含まれています。

 つまり、最初からこの長い小説は計画されていて、そのための布石が冒頭部分に入れ込まれていたことになります。すでにⅥは3月発売の予告も出ています。もう一つ驚くのはこの半年の間に起きた台風19号の被害などの事実もうまく織り込んであります。Ⅴには間に合いそうにはないものの、Ⅵには新型肺炎が実は地下組織の謀略だったなんて話が出てきそうな勢いです。

 私の理論的な思考力や文章力をトレーニングしてくれた恩師は、執筆活動を続ける時にある推理小説作家を取り上げて「彼の小説がとてもよいリフレッシュになった」と書いています。若かった私はその意味はあまり理解できませんでした。今、自分自身が仕事に追われ単行本や雑誌の連載を抱えて考え続ける日々を迎えてみると、恩師の話が身をもって体験できた気がします。このシリーズの次が楽しみです。

 一冊読み終えると、次がなくなるのが不安になります。そこで常に1~2冊の「次の文庫本」を持ち歩くことになります。高校生や大学生のころ、何かに集中していたころの生活習慣が戻ってきた気がします。体調が良いということが大きい気がします。

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