福岡の反応2

【授業研究】11/18の福岡での講演会の反応の続報が届きました。

簡単な報告書をそのまま頂戴します。(以下、引用)

11月18日(土)に高教研秋季文化講演会に参加しました。
内容は
産業能率大学 小林昭文 教授による 講義・演習
「主体的・対話的で深い学び」をどう実現するか
~戦略を立てる、スキルアップを図る、組織的に取り組む、でした。

90分の講義でしたが、冒頭に90分を3つのコーナーに分け、
それぞれを
「説明15分」

「チームで質問を考えるタイム2分」

「質疑応答8分」ですすめ、
参加者が自ら「対話的に学び」「主体的な学び」と「深い学び」

を体験できる講義でした。

 

講義の中で、

「授業を改善することを考えるとき、教師のパフォーマンスを考えてきた。
そうではなく、生徒のパフォーマンスを変えることが生徒の学びを変えることになる」
「生徒に対する声かけの方法は、内容には介入せず学び方に介入する声かけをする」
「気づきを得るための環境作りには、安心安全の場が必要」
などが話されました。

 

新しい学びを実現する授業者の7つの基本スキルについてのなかで特に、
次の3点について 考えることが多かったです。
④配慮せずに、全員に同じグループワークをやらせない。
⑤グループワークの指示の原則を理解し、実践できる。
困ったとき対処法を示す。
⑦グループワークがうまくいってないチーム・個人を批判しない

自分の主張を伝えることを得意とする子だけでなく、

友達に積極的に声かけをできない子、

グループワークが苦手な子、

その日は参加できない子に対して、

対話的な学びを進めるために教師は授業構成の中に、

どんな活動を組み込む必要があるのだろうか。
小・中学校で行っている傾聴、承認、質問などの

スキルの学習や仲間作りの活動を
高等学校でも必要としている学校もあるのではないか、
そんな研修を組み入れることも必要となってきているのでは。。。
講義を聴きながら、思考を繰り返してしまいました。

 

「授業改善に組織的に取り組む」のなかで
・授業者を傷つけない振り返り会
・見に来てくださいカードの導入
2点が話されました。
授業公開をする場合、参観者は、授業者のパフォーマンスではなく、
「生徒に何が起こっていたか」の視点で授業を見学すること。
教員同士が全員で少しづつ取り組むには、
教員同士が、安心安全の場で仕事が出来ることが必要であること。

授業改善は生徒だけでなく、
教師も成長するために行うのだという意識付けを学校全体で醸成することが
大切なのだと改めて考えることができた90分でした。
当日、よる「先に生まれただけの僕」を見ていると、
校長役の櫻井翔くんが同じことを言ってました。(笑)(引用終了)

 

私の話をこんなにきちんと受け止めていただいていることに驚きました。

また、私の意図通りに

講演中に「振り返りと気づき」が生まれていたこともわかります。

この形式にますます磨きをかけたいと思います。

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