私の弱み?=強み?

【授業研究】研修会に呼んでいただくと、様々な形で打合せをします。指導的な立場にいる方から、様々なビジョン・夢・実績・予算規模・これからの華々しい計画などを伺います。
 明るい話なのですが、私はそれらの話を聞いているうちに、「現場の先生たちはどんな気持ちなんだろうなあ‥」「私がこの学校の教員だったら、仕事が忙しくてくたびれているんだろうなあ‥」「こんなにテンションの高いリーダーの下ではついていけないなあ。転勤希望をだすだろうなあ‥」などと感じてしまいます。つくづく、私は勤労意欲も、率先垂範の意欲も乏しい教師だったんだなあと感じる瞬間です。
 時々、私のこのネガティブな気分が強い時は、「研修会講師を続けること」に後ろ向きになります。でも、このことが私の強みかもしれないと思うこともあります。それは、!%くらいの「優秀で活動的な人たち」以外の大半の先生たちは私のように感じているのではないかと思うからです。実際、公式の懇親会の次の半分公式半分非公式の懇親会のその次の完全に私的な「飲み会」の場では、そんな声を聴くことが多いからです。
 上位1%程度のいわゆる「アッパー」の人たちは私の話を聞いても聞かなくても、どんどん進む人たちです。だから、私の研修会に参加してもあまり効果はないのだと思います。でも、アッパーではない人たちには役立つことが多いと思っています。「アッパーではない高校」で勤務し続けた体験も役に立ちます。
 これらを「私の強み」として、取り組んでいきたいと思っています。